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日本文化学科のブログ

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【学校司書を目指す学生たちが宜野湾市の小学校でブックトークを行いました!】

図書館司書課程通信
2026年7月10日(金)、大型の台風が沖縄本島に近づく中、松川まゆみ先生のご指導の下、宜野湾市にある普天間第二小学校の先生方のご協力を得て、学校司書の資格取得を目指してがんばっている4年生6名が「ブックトーク」の実習を行いました。

「ブックトーク」とは1つのテーマの下で5~10冊ほどの本を数珠つなぎに紹介していき、読書への関心を引き出すことを目的とする読書指導の1つです。

実習の舞台は小学校6年生の国語の授業。もうすぐ始まる夏休みに向けて、受講生2名ずつがペアになって、「明暗」「最前線」「関係」というテーマで、1時間の授業を担当しました。

2時間目のブックトーク「明暗」では、『光る生きもの』『ブラックホールってなんだろう?』『ヘンリー・ブラウンの誕生日』『すいみん図鑑 パッチリ編』『モモ』『GOOD LUCK』の6冊を紹介しました。図鑑や写真集、知識絵本、小説など、いろいろな種類の本を集めて、「小学6年生に適した睡眠時間はどのくらい?」「ブラックホールに物が吸い込まれるのはなぜ?」といったクイズ出題したりして、子どもたちが飽きないような工夫を取り入れた構成を考えてくれました。
楽しいだけでなく、『モモ』や『GOODLUCK』では、お気に入りのフレーズやページをしっかり読みきせてくれて、子どもたちが物語の世界に入り込んで、聞き入っている様子がとても印象的でした。『モモ』の読み聞かせが終了したときには、子どもたちの中から自然と拍手が生まれて、本の魅力がしっかり届いた様子も伝わってきました。



3時間目の「最前線」をテーマにしたブックトークでは、『ギネス世界記録2026』『昭和の子ども生活図鑑』『マジすか科学』『ひらめき美術館』『雲と雨の大研究』『こども電車』の6冊を紹介しました。
最初の3冊の紹介では、子どもたちとの交流を目的として、本の中に出てくる知識を題材としたクイズをたくさん出題しました。昭和の女の子たちの遊びの1つである「チェーリング」を紹介する際には、担任の先生やクラスの代表者にも参加していただいて、実際にチェーリングの技を競ってもらいました。任の先生はチェーリングは初めてということでしたが、抜群の運動神経で見事に成功させて、大盛り上がりでした。
『ひらめき美術館』は、4年生の一人がふだん趣味で描いているイラストをもってきてくれたり、もう一人の学生は小学校の頃の愛読書だった『こども電車』を紹介してくれたり、と、読み手との距離がとても近く感じられるアットホームなブックトークをみせてくれました。



4時間目のブックトーク「関係」では、『友を失った夜 とりひき』『ねえねぇはかせ かぐや姫はどうやって月に帰ったの?』『魔法がくれた時間』『あしたのことば』『目でみるえいごのずかん』『聞いて聞いて 音と耳のはなし』の6冊を紹介しました。
1冊目の『友を失った夜 とりひき』は星新一さん原作のちょっとこわいSF原作をベースにした絵本。あらすじを紹介したあと、「悪魔と取引をした青年は魂を奪われるかどうか、、気になる人はこの本を読んでください」と伝えたところ、クラス全体から「えーー!」「気になる!」といった声が次々と聞こえてきました。2冊目の『『ねえねぇはかせ かぐや姫はどうやって月に帰ったの?』は、かぐや姫が月に帰ることができたのは、太陽から地球を経由して月に向かって流れている風に乗ったのでは?、という仮説を検証する知識系の絵本。この風に乗って地球から月までどのくらい時間がかかるか、というクイズの正解が「30分」と知って、科学の世界のスケールの大きさに目を丸くする子どもたちの様子がとても印象的でした。



ブックトークが終ったあと、クラスの子どもたちの何人かに感想を発表してもらったところ、「分かりやすい言葉で説明してくれてすごいなと思った」「本はちょっと苦手だったけど、クイズみたいな本もあることがわかってうれしかった」「どの本もいいところで説明が終わったので、続きを読みたいと思った」「自分もブックトークをやってみたいと思った」といった素敵なコメントをいただきました。

2時間目のグループでは、片づけをしているところに、子どもたちが近づいてきて声をかけてくれて、「ほかにお勧め本はありませんか?」と質問してくれたのもとてもうれしかったです。ブックトークのプログラムを考えるときに、時間の都合で泣く泣くカットした絵本をたまたま持ってきたので、それを紹介したところとても喜んでもらえました。他にも、ブックロークが終ったあと、紹介した本を手に取って読み聞かせをはじめるグループもあったりして、子どもたちの素直で思いがけない反応をみて、本を通して子どもたちと関わることの奥深さや面白さを感じることができました。

今回のブックトークの実施に向けてご協力いただきました小学校の先生方、熱心に話を聞いてくれた子どもたち、本当にありがとうございました。



7月7日に別の受講生が取り組んだブックトークの様子はこちらでも紹介しています。
がんばっている学生たちの様子をぜひご覧ください。