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日本文化学科のブログ

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【オープンキャンパスを開催しました! 体験講座はことば・文学・図書館の今回も3本立て!】

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7月18日(土)、沖縄国際大学で今年度2回目のオープンキャンパスが開催されました。
6月27日の第1回目より少し参加人数は減りましたが、午前の体験講座①と学科紹介、午後の体験講座②③を合計して、150名を超える参加がありました。



奥山貴之先生による学科紹介では、今年4月からスタートした新しい3コース制の特色や、「文化を学ぶこと」が社会でどのように生かされるのかについての説明、さらに言葉に潜むステレオタイプをテーマにしたミニ講座もあり、多くの高校生が熱心に耳を傾けて、メモをっている様子が印象的でした。
奥山先生のお話によると、日本文化学科の昨年度卒業生の就職率はなんと「100%!」、沖縄国際大学の全学部学科の中で最も高い数字となっているそうです。
日本文化学科では、文化やことばの学びを通して、物事の本質を見極める力や他者とよりよいコミュニケーションを実現できる力を身に付けることができます。そうした力が社会生活の様々な場面で役立つ、ということがこの数字に表されていると言えるのではないでしょうか?



今年の体験講座は、日本文化学科での学びについてイメージが広がる豪華な三本立てでした。

言語情報文化分野+琉球語分野からは、下地賀代子先生による、ことばの多様性をテーマとした講座が開かれました。
このブログを読んでいる人で、「BSS」という言葉を知っているひとはいるでしょうか? これは「僕が先に好きだったのに」という意味の若者言葉です。
他にも、地域の言葉、意識高い系の人たちがグループ内で話す言葉、など、ことばには様々な種類があります。
講座では、「ことば」の違いや共通点を楽しく紹介しながら、私たちの身近な「ことば」がいかに豊かで多様性にあふれているかを学んでいくことが言語学の面白さであることを学びました。体験講座を通してことばの不思議に関心をもった人は、ぜひ日本文化学科でいっしょに学びましょう!



午後の1つ目の体験講座「生成AI VS 図書館」は、図書館司書課程の授業を担当しつつ、沖縄国際大学図書館の館長も務める山口先生が担当しました。
「生成AI VS 図書館」という講座のタイトルを聞いて、多くの人は、生成AIはもっともらしい嘘をつく、図書館の資料は信頼性が担保されている、ということを考えたかもしませんが、「生成AIはどんどん進化しているので、あと少ししたらハルシネーションの問題はなくなるかもしれませんし、図書館の資料だって、誤植などのミスはけっこうあるので、必ず正しいとは言えません」「そもそも何が正しくて何が間違っているかなんて、神様じゃないと分かりません。図書館員の仕事は、本の内容の正誤を審査する裁判官のような仕事ではないとも思います」と山口先生。そうすると、信頼性の面で生成AIよりも図書館が優れているというふうにとらえるのはちょっと間違いで、「生成AIやネットがもつ情報の偏りを公正性という観点から正していく、そうしたはたらきこそが図書館の現代的なミッションと言えるのではないでしょうか」、という山口先生の指摘は、総合型選抜などで司書職を希望する受験生にとって、図書館や司書のこれからの役割を考える上で大事なアドバイスになったように思います。



午後の2つ目の体験講座では、日本近現代文学を担当する村上陽子名先生による「18歳からの文学研究入門」。
「文学が好きということは文学研究の入口にはなるけど、好きならば文学をよんで楽しむという選択肢もありますよね」と村上先生。大学での文学の学びとは、好きな作品を読んで、登場人物の心情を理解する、といった中高までの国語の勉強とはちょっと違います。なぜその時代にこうした作品が描かれたのか、歴史や社会制度などと絡めながら理解していく学問が文学研究であり、「解剖学」に近い学問とも言えます。
講座では、夏目漱石の『吾輩は猫である』という作品が『朝日新聞』連載私小説だったことをふまえつつ、日露戦争による新聞メディアの発達や、文学ビジネスのあり方など、国語の授業とはかなり異なる文学研究の世界の一例を教えていただきました。
村上先生によると、文学はその時代時代の人々の問題と常にリンクする存在でもあります。震災や原発事故、コロナなど、日本がここ最近直面した危機的な状況をテーマとして新しく生み出された文学作品は、私たちの困難な日常を支える存在にもなっています。高校生の皆さんが進路を選択するににあったては「その学問を学んで将来どう役に立つのか?」ということ考えると思いますが、何がお起こるかわからない混沌とした時代だからこそ、奥行きのある文学の学びが役立つとも言えるかもしれません。
小説を読むのが好きな人は、その「好き」を入り口として、文学研究を通して、ぜひ深い広い学びを大学で体験してほしいなと思います。



例年は午後の体験講座は人数が少なくなって、10人程度ということが多いのですが、前回に続いて、今回も、午後の体験講座に20名~30名の方が参加してくださいました。午前中からずっと参加してくれた方もおられて、感謝感激です!



沖縄の高校は今週末からは夏休みがスタートしています。
だんだんと迫ってきている総合型選抜試験の書類作成に向けて、本日のオープンキャンパスでの学びを役立てていただけると嬉しいです。
たくさんのエントリー、お待ちしてます!