日本文化学科で、琉球語学と日本語学の授業を担当している下地賀代子先生。ご専門は多良間方言ということで、昨年は、下地先生が長く取り組んでいる多良間島の方言調査をまとめた『たらまふつ辞典　多良間方言基礎語彙』という本も出版されています。


辞典編纂後の研究成果をまとめた論文、「南琉球・多良間島方言の「移動の表現」に関わる動詞の類型ーモノの移動の表現」が、3月に刊行された南島文化研究所の研究誌『南島文化』第40号に掲載されました。
「人や物体が空間内の一つの点から別の点に移動する」という事象を「移動の表現」と呼びます。多良間島で使われている移動の表現にはどのような特徴があるのか、「モノ」の移動の表現に注目して論じています。

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