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日本文化学科のブログ

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【日本ペンクラブ第34回「平和の日」の集い(5/20)プレイベントに日文4年生が参加しました!】

イベント
2018年4月14日、沖縄国際大学にて開催された、日本ペンクラブ第34回「平和の日」の集い(5・20)プレイベントに、日本文化学科の4年生が参加し、朗読を披露しました。

今回のプレイベントのテーマは「ことばの力・文学の力ーー沖縄で戦争と文学を考える」。

国語教育担当の田場裕規先生のコーディネートの下で、学生が選んだ詩は、「島を雨が蔽うた」(牧港篤三)、「『或いは取るに足りない小さな物語』より」(大城貞俊)、「挨拶ーー原爆の写真によせて」(石垣りん)、「生ましめんかなーー原子爆弾秘話」(栗原貞子)、「わたしが一番きれいだったとき」(茨木のり子」などの戦争をテーマにした詩。

日本文化学科の授業も担当していただいているフリーアナウンサーの佐渡山美智子先生のご指導の下で、作品に込められた思いをどのように表現すれば心に届くのか、作品を読み込み、どう表現するか、どう届けるかを1人1人が懸命に考えて、朗読に挑みました。


第二部の講演会では、日本ペンクラブの梓澤和幸さんや、芥川賞作家・又吉栄喜さんの講話もありました。
梓澤さんのお話しによると、「沖縄文学」という言葉をよく耳にしますが、本土の他の地域では、地名とからめて文学ジャンルがカテゴリー化されていることはあまりないそうです。

日本文学科には「沖縄文学」を学ぶコースも設置されています。沖縄で文学を学ぶということ、沖縄文学を学ぶということの意味、そして、沖縄文学はなぜ戦争を描くのか、80名の参加者とともに、文学と平和の接点を改めて考える一日になりました。


今回のプレイベントの本番である、日本ペンクラブ第34回「平和の日」集い「人 生きゆく島・沖縄と文学」は、5月20日、13時より、浅田次郎さん、落合恵子さん、金平茂紀さん、ドリアン助川さん、吉岡忍さんなどを本土からお招きして、沖縄コンベンションセンター劇場棟にて開催されます。
日本文化学科からは、琉球芸能文学研究会による琉球舞踊をオープニングで披露する予定です。こちらもぜひご参加ください。