文字サイズ

日本文化学科のブログ

ブログ

【教育実習直前! 国語科教職課程のみなさんが模擬授業に取り組んでいます➁】

国語科教職課程通信
日本文化学科には定評のある国語科教員免許取得課程が設けられており、これまでに多くの卒業生を中学校・高校に送り出しています。

日文の教職課程は、国語の専門知識や教育論などを学ぶだけでなく、教員としてのスキルを高めるために、教壇に立つためのトレーニング授業や1年生から4年生までの班活動・合宿行事などの課外活動も充実しており、その独特の教員養成法は学校現場からも高い評価を受けています。



授業の作り方を学ぶ「国語科教育法演習Ⅱ」という科目では、学生が先生役と生徒役をつとめる「模擬授業」を行っています。何週間も前から教材研究を深めて、学生同士で何度も何度もリハーサルをして、1時間の授業にのぞみます。

2019年5月21日の授業では、4年生の島袋さんが、田場裕規先生の指導の下で、模擬授業にのぞみました。教材は「事典をつくろう」。

グループでひとつの「事典」をつくることを目標とする授業で、その前段階として、事典や「辞典」の違い、項目に関する「説明」の書き方について授業が行われました。電子黒板を活用した模擬授業となっていた点もとても印象的でした。

模擬授業が終わった後は指導の田場先生もまじえての反省会。電子黒板の操作に少し手間取ったことなど、いろいろな指摘が教室内に飛び交い、6月からの実習に向けてブラッシュアップしていこうという意欲が、授業者にも学習者にもみられました。





終了後に島袋さんに感想を聞いたところ、
「最初は時間に余裕があるなと思ったが、電子黒板の操作に手間取ったり、話すうちに説明が長くなったり、予定した時間配分での進行がむずかしかった。実際に授業をしてみて、授業内容の構成について課題がみつかった。教師は多忙というイメージから授業の使用したプレゼンテーションも短い時間でつくったため少し不安があった。もう少し工夫していきたい」
と語ってくれました。



6月からはいよいよ高校での「教育実習」も始まります。教育実習とは、実際に学校現場で授業や生徒指導を担当する、これまでの教職課程での学びの集大成です。
高校生の皆さんの学校にも、日文の「先生の卵」たちがお邪魔するかもしれません。
ぜひ暖かく迎えてあげてくださいね。