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日本文化学科のブログ

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【沖縄県立図書館・広域サービス支援室の「一括貸出」を利用して病院患者図書室に届ける本を選びました!】

図書館司書課程通信
図書館司書を目指す4年生のみなさんがアドバンスド科目の一環として取り組んでいる、病院患者向け図書室の活性化プロジェクト。先日、ご紹介していた本の寄贈をよびかける活動の他にも、患者さんやそのご家族の方にアンケート調査を行い、読みたい本の種類・ジャンルを確認するという取り組みも同時に進めています。



アンケート結果によると、推理小説や恋愛小説といった読み物よりは、「リラックスできる本」「明るい気持ちになれるような面白い本」への要望が大きく、ジャンルでは、写真集、料理本、マンガ、自己啓発書、旅行案内、子育ての本など、体力をあまり使わずに気軽に読める本が人気があることが分かってきました。



2019年7月11日、このアンケート結果をもとに、沖縄県立図書館6Fにある、広域サービス支援室にお邪魔して、担当の西村さんより支援室の1つの機能である「一括貸出制度」をご説明いただいた後、書庫に入れていただき、患者図書室に届ける本を選ぶ作業を行いました。



今回は病院側の要望で「100冊」を選ぶことになったのですが、写真集や旅行本などのビジュアルが中心のものはすぐに内容が確認できますが、自己啓発本や子育ての本などは種類が多い上に、内容の確認に時間がかかり、改めて「選書」という仕事の難しさに気付かされる作業になりました。



2時間ほどかけて、なんとか選んだ本の数は120冊ほど。このリストを患者図書室に一度送って再度選んでいただいたものを、8月上旬ごろから患者図書室に設置していただくことになっています。

4年生の皆さんはこのプロジェクトが大学時代最後の司書課程の学習となります。最後まで頑張ってください!