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日本文化学科のブログ

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【教員免許更新講習の「選択必修領域」が沖縄国際大学にて初開催、日文の田場先生が講師を務めました】

先生も頑張ってます
毎年夏休み期間を利用して、沖縄国際大学にて開催されている教員免許更新講習。日本文化学科からもそれぞれの先生が専門性を生かした講座を提供しており、今年度は、「選択領域」にて、8月4日に、西岡敏先生の「フィールドで学ぶ琉球古典の世界」、8月10日に狩俣恵一先生の「沖縄の古典芸能と学校教育」が開講され、さらに、沖縄国際大学では初開催となる「選択必修領域」の講座として、田場裕規先生が「「主体的・対話的で深い学び」と地域の学習材」と題する講座を8月9日に担当されました。

今年度開催予定の、日本文化学科の先生方の講座は全て終了しましたが、学科の専門カリキュラムに繋がる講座となっていますので、こちらのページで概要をご紹介します。

●田場裕規先生担当
「「主体的・対話的で深い学び」と地域の学習材」
本講義で、「主体的・対話的で深い学び」について講義する。校種・教科等の別なく「主体的・対話的で深い学び」のイメージを持つために、地域の学習材を用いた授業計画を作成を行う。大学教育の質的転換をめざして、2012年にアクティブラーニングの考えが提唱され、さらに、2014年11月文部科学大臣が中教審に行った諮問により、初等中等教育にまで考えが広げられることになった。初等中等教育では、これまでも、アクティブラーニングに関係する実践はあったが、より一層授業の高度化をめざした視点を持ちたい。

●西岡敏先生担当
「フィールドで学ぶ琉球古典の世界」
琉球国の時代には、祭祀歌謡であるオモロ、琉球独自のリズムを持った短歌である琉歌、台詞と音楽が融合した舞台芸術の組踊など、琉球の固有文化が花開きました。沖縄国際大学のある宜野湾市の周辺には、こうした琉球古典に関わる所が数多くあります。また、琉球文によって書かれた碑文もいくつか残っています。文学史蹟を訪ね、琉球古典について学び、共に考えていきましょう。

●狩俣恵一先生担当
「沖縄の古典芸能と学校教育」
琉球・沖縄の芸能の歴史を概観し、琉球王国時代の王府芸能が近代以降に古典芸能として生まれ変わったことを説明する。そして、沖縄の古典芸能と学校教育について、「歌詞」「唱え及びその詞章」について解説し、音楽・所作・衣装・舞台環境について総合的に考察する。また、本講座では、組踊役者をゲストスピーカーとして招いて、所作等の実演を通して学ぶこととする。