沖縄国際大学の司書課程では3年生後期から4年生にかけて、大学で学んだ専門知識を地域に役立てるための実習を行っています。昨年11月末には、宜野湾市立中央公民館図書室の要望を受けて、小学校高学年から中高校生向けの「ヤングアダルトコーナー」のリニューアルに取り組みました。
が･･･、頑張って設置したはずの交流用の黒板が写真のとおりかなり劣化してしまったため、コーナーを再リニューアルしたい、というご相談があり、この夏休みを利用して、リニューアルのリニューアルに行ってきました。

※前回の取り組みの様子はこちらからどうぞ。
https://www.facebook.com/okiunichibun/posts/918029631654446

昨年、100円ショップのアイテムや廃材を駆使してつくった黒板をいったん外して、新たにコルクボードを設置、子どもが手に届く場所には、「BOOK LETTER」という封筒にハガキをさせるようにして、おすすめ本の情報交換が行えるようにしてみました。また、ボードの上の部分は中高生向けの新刊案内や進路情報など、図書室からのお知らせを自由に貼り付けられるように大きくスペースをとってみました。



図書館は「インプットするだけでなく、アウトプットする場でもある」という役割を考えて、これまで黒板に思い思いに表現してもらっていた「落書き」は、本型のスケッチブックに書いてもらうことにして、コーナーの書架の上に準備して、色鉛筆やペン型のクレヨンなども準備しました。





コーナー名は、図書室の公式ニックネーム「あおぞらいぶらりー」(３Fの大きな窓から宜野湾市を一望できるロケーションにある見晴らしのいい図書室という意味)をもとに、「カフェシエルブルー」(フランス語、日本語では「青空喫茶」)として、中高生が大好きなカフェのイメージで小物もいろいろそろえてみました。

　　　

黒板はぼろぼろになっていましたが、たくさん使ってもらえた跡があってとてもうれしかったです。
新しくなったヤングアダルトコーナ―もぜひたくさん活用して、新しい知識や世界に出会ってもらえると嬉しいです。