文字サイズ

日本文化学科のブログ

ブログ

【タイでの海外日本語教育実習に参加した4年生の松原さんから感想レポートが届きました!】

日本語教育副専攻課程通信(日本語教師)
少し前ですが、夏休みを利用して、日本語教師を目指す4年生学生たちがこれまでの学びの集大成として参加した、タイのパンヤーピワット経営大学での日本語教育実習の感想をまとめたレポートが届きましたので、第一弾をご紹介します。学生たちが生き生きと学んでいる様子をぜひご覧ください。

-----------------

今回、タイのパンヤーピワット経営大学(以下PIM)で約3週間の日本語教育実習を行った。初の海外かつ、長期滞在と言うことで不安もあったが、他の実習生や現地の人たちの手助けもあり、無事実習を終えることができた。

PIMでは、日本語教育未習者と、日本語教育既習者の混合クラスに対し、90分の授業を計2回行った。教材は「みんなの日本語」の4課から5課までで、実習生6人で分担して行った。平日は主に教案の作成を行い、朝8時から夕方5時までPIMで作業をしていた。日本語教育の教案の作成は初めてではなかったが、今回はパワーポイントを使った授業だったので、勝手がわからず苦労した。しかし、教案の作成時間は十分にあり、指導教官である田島先生からの手厚いご指導もあったため、教案の作成は大きな問題はなく終えることができた。



実際に教壇に立つときは、学習者を困惑させず上手く授業を展開できるかと不安があったが、PIMの学生は、授業中も積極的な発言が多く、こちらの発問にも頑張って答えようとする姿勢が見られた。そのため、授業中の雰囲気もよかった。しかし、予定していた時間配分で授業を展開することができず、早めに授業を終わらせてしまった。それが一番の反省点である。次の実習参加者へのアドバイスとして、時間配分が上手くいかなそうなときのために、パワーポイントを利用し、多くの代入練習を準備しておくといいと思う。



PIMの学生とは授業以外での交流も多く、タイの観光地や歴史、食べ物のことなど、様々なことを教えてもらった。また、現地の人たちと関わることで、タイの文化や言語についても興味を持つきっかけになり、とても良い経験となった。我々実習生も、沖縄の文化を紹介した。沖縄の文化や習慣については詳しく知らない学生も多く、我々実習生が紹介することで、沖縄の文化について興味関心を持たせることができたのではないかと思う。沖縄の文化を知ることをきっかけに、日本の文化にも興味を持ってもらい、さらなる日本語学習への向上が見込めるものになったのではないかと考える。







最後に今回の実習のサポートをしてくれた尚先生、奥山先生、タイの滞在中にお世話になった田島先生や現地の学生の皆さんに感謝します。ありがとうございました。