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日本文化学科のブログ

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【司書課程の授業で、レファレンス質問をつくって出し合うグループワークを行いました!】

図書館司書課程通信
日本文化学科では沖縄県内で唯一、図書館情報学を専門で学べるゼミナールが設置されており、司書志望の学生が県内各地から(離島からも)たくさん集まっています。

日文生が多く受講する司書課程科目「情報サービス演習Ⅰ」では、ロールプレイ方式でレファレンスサービスを学ぶトレーニングを行っていますが、後期の授業もそろそろ終了、ということで、2019年12月12日、これまでの総まとめとして、グループごとにレファレンス問題をつくり、それを出し合う、というワークを行いました。



各グループが作った問題は、
①「星の王子さまみたいな人を探してほしい」
②「むくみが取れると評判の苦壺×について調べてほしい」
③「履物に関する仕事が出てくる映画を見たい」
④「ホワイトメーブル?、という言葉が出ている本を探している」
といった問題で、ビジネス支援サービスのあり方やプライバシー保護、著作権保護などの理解度も問う、より高度な問題を作って出題しあい、回答し合いました。

問題作りの過程では、利用者の設定を考えることも大切です。①の問題は小学生、②は女子大学生、③は映画会社に勤めるビジネスパーソン、④は主婦というように、具体的な設定を考えることで、利用者がなぜその問題を知りたいのか、という目的を明確にしたり、利用者の潜在的なニーズを引き出せるように工夫したりしました。



これまでこの授業では職員役としてレファレンス問題を解くことで司書の専門性を学んできました、今回は利用者の視点に立つことで、レファレンスサービスの難しさや大切さをより多面的に学べたように思います。