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日本文化学科のブログ

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【宜野湾市立中央公民館図書室へ「下水道の日」展示の企画書をお届けしました!】

図書館司書課程通信
図書館情報学研究室のみなさんが卒業前に最後の実習の1つとして取り組んでいる、宜野湾市水道局と公民館図書室との連携による「下水道の日」展示の企画づくり。
今年の1月に、「下水道の日」の意義と、図書室を使った展示企画に期待することなどを水道局の方から教えていただいた後、約1ヶ月かけて、企画案を練り、この日は公民館図書室へ企画書をお届けにうかがいました。





今回、学生たちが考えた企画案の概要は次の通りです。
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●展示の目的・テーマ:
私たち、図書館情報学を専攻する研究室メンバーは、「のぞいてみよう!下水道のヒ・ミ・ツ」というタイトルを設け、今回の企画展示案を作成しました。
2020年1月9日に宜野湾市立中央公民館図書室に訪問した際、下水道局の方から、下水道の役割と理解の普及(環境保全としての役割)を伝えたいといったお話を伺いました。その点を踏まえて、「下水道の日」である「9月10日」の前後2週間の期間を展示期間として設定、下水道の意義・役割を図書室の主な利用者層である小中学生や未就学児を連れた保護者に積極的に伝え、興味を持ってもらえるような展示を実現するべく、次の3点を取り入れた展示企画を提案したいと考えております。

①利用者参加型の展示として、めくって答えがわかるようなクイズパネルを展開。加えて、小さな子ども向けにスタンプを用意しておき、問題がわかったら自分でスタンプを押し、全部のスタンプを押した子どもには簡単なグッズをプレゼント。
②下水道の仕組みを楽しく知ることができるような実験コーナーの作成。
③小さな子どもでも楽しめるように、マンホールの塗り絵やマンホールのデザインコンテストの開催。
④下水道の役割・機能について興味関心を持ってもらうための資料の整備とミニコーナーの設置。その際、下水道に関する学習本だけでなく、下水道が登場するミステリー小説・ファンタジー小説なども集め、幅広い層に興味を持ってもらえるようにする。
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「下水道の日」関連の展示は毎年9月に実施されるということで、時期的な問題もあり、今回は企画案を考えてお届けするところまでしかできませんでしたが、本企画書をもとに来年度以降、図書館情報学研究室の後輩がこの企画を引き継ぎ、ぜひ実施したいと考えています。
今回の実習は、地域が抱える課題を住民に周知し、その解決に寄与するという、これからの図書館の役割を考えるよい学びの機会となりました。下水道局の職員の皆様、公民科図書室ご担当の崎原さまに深くお礼申し上げます。