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日本文化学科のブログ

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【遠隔講義体験レポート その1 ゼミナール編】

おもしろ授業


日本文化学科で行われた遠隔講義について、体験レポートが届いています。
第1回は「ゼミナール」についてです。
日本文化学科では、3年生になると所属する研究室を選び、その研究室で行われるのが「ゼミナール」という少人数の演習形式の授業です。
では、さっそく日本文化学科3年生、呉屋孝亮さんからのレポートをお届けします。



 今回初めて遠隔での授業を行うにあたって、ゼミの講義をMicrosoft Teamsを使用して行っていました。Web会議の形式で授業を受けるというのは最初こそ操作の仕方などに不安はありましたが、自宅で授業を受けられてリラックスして受講できました。そのため精神的な余裕が生まれ、発言や発表が教室での授業と比較するとやりやすかったです。ゼミは、学生が発表したりディスカッションをしたりするのが中心的な活動でしたが、実際に講義内でTeamsのトーク機能(メールのやりとりをweb会議に参加している全員で同時にするような機能)を使用して意見を募った際には、参加していたほぼ全員が意見を出していました。
 また、Teamsの機能として、全体の大きなグループの中に、小さいグループを作るものがあります。つまり、発表をする時に、小さいグループに分かれて少人数で発表やディスカッションができるということです。全員の前で一人ずつ発表するのではなく、発表者が各グループを回ることで、複数人が同時に違うグループで発表することで、限られた授業時間を効果的に使うことができました。また、小さなグループに分けることで一回の発表で相手にする人数が減り、緊張も緩和され、より意見を言いやすい環境で講義を受けることが出来ました。
 それから、リモートの強みとして発表者や先生の使用する原稿・資料を画面上に表示しながら会話できる機能があります。教室での講義のように黒板が見えにくい、スクリーンが見づらいといったことがないため説明を理解しやすく、聞き取れなかったり聞き逃したりした部分もその場で資料をみて確認できて、授業一回一回の理解度は上がったと感じました。さらに、発表の原稿が画面に出せることで、発表したその場で先生から直接アドバイスや訂正すべき点を教えてもらいやすくなり、個人のレベルアップがしやすくなり、授業全体のレベルアップも図れると感じました。
 自宅での学習ということで、怠けるのではないか、講義内容の理解がしにくいのではないか、という懸念もあると思いますが、web会議という形式でリアルタイムでつながって、お互いの顔が見えることで、授業としての緊張感は保ったままリラックスして受講できました。そのため、授業にも参加しやすく、さらに授業が終わってからそのまま自分の発表の原稿のを編集したり、レポートの作成をしたりできました。そういうところが、隔授業の効果的な点だと思いました。