日本文化学科では「上級情報処理士」というPC関係の資格を取得できる授業が開講されています。
「文化情報処理入門」「児童文化論」「アカデミックセミナー」「エリアスタディ演習」「地域文化情報論」などの、日本文化学科の専門情報科目を受講し、単位を取得することで得られる資格ですが、日本文学科の特色を生かして、ただPCのスキルを学ぶだけでなく、沖縄や日本に古くから伝わる文化的コンテンツを県内外に、そして世界に発信することを目指したカリキュラムを構築しています。

沖縄に伝わる民話・昔話を子どもむけにアレンジして、音声を吹き込み、イラストをつけて、アニメーションや絵本にする取り組みも、この授業の一つとして行われていて、これまでにYOUTUBEの「おきこくにちぶんチャンネル」で楽しいアニメーションを公開したり、図書館や公民館、児童館で上映会を開催したり、さらに、英語字幕入りのアニメーションを作成したり、県内の公共図書館や国際センターに絵本を寄贈したり、絵本のコンテストを開いたり、といった様々な活動を行ってきました。

このたびワシントンDCのジョージワシントン大学沖縄コレクションのスタッフの方からお声かけいただき、「英語で読む沖縄の民話・昔話」での取り組みをぜひコレクションに加えたいということで、授業で学生たちが作成した絵本のデータを、電子書籍形式にて公開していただけることになりました！

ページの解説などは現在作成中ですが、英語絵本はこちらで閲覧することができるようになっています。
「Folktales of Okinawa in English」
https://fliphtml5.com/bookcase/wvjim







ジョージワシントン大学沖縄コレクションの情報は以下をご覧ください。
沖縄コレクションウェブサイト　go.gwu.edu/okinawa
最近購入した沖縄関連書籍ガイド　https://libguides.gwu.edu/OC/recentacquisitions/home
沖縄研究ガイド　https://libguides.gwu.edu/okinawa

沖縄に古くから伝わる、子ども向けの楽しい昔話がいっぱいです。民話は「庶民の希望の文学」とも言われていて、沖縄の先祖が子どもたちにどんなことを伝えたかったのか、どんなふうに育ってほしいと持っていたのか、沖縄の精神性や文化もわかる内容になっています。

年末年始の「おうちじかん」を楽しむアイテムとして、または、英語の勉強にもなるかもしれませんので(？)、県内外の方もぜひご覧ください！