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日本文化学科のブログ

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【座談会・多文化間コミュニケーションコースではどんなことが学べるの?】

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日本文化学科に設置されている3つのコース、「日本文化コース」「琉球文化コース」「多文化間コミュニケーションコース」の魅力を在学生に語ってもらう企画の第二弾。
今回は「多文化間コミュニケーションコース」について、日本語教育を担当している奥山貴之先生のゼミ生の皆さんに集まって、語りつくしてもらいました。ぜひご覧ください!

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●多文化間コミュニケーションコースってどんなコースなの ? 
奥山貴之先生 まずは4年生の皆さんからコースについて説明してもらいましょう。
Aさん このコースでは、文化的背景の異なる人同士の関わりについて学ぶことができます。文化と文化の接触で生まれる言葉や文化も含まれます。日本のことを海外の人に伝えたいという人や、海外のことに興味があって日本と比較したいという人もいますよね。日本文化学科の中では、海外留学をする人が多いコースだと思います。
奥山先生 日本語教師の資格を取る人も多いですよね。
Aさん 私も、日本語教師資格をとっています。外国人(日本語が母語ではない人)に日本語を教える上では、日本語や日本文化を客観的に捉え、多文化を知ることが大切だって先生によく言われました。
奥山先生 そうですね。でも、自分の言葉や文化の客観視って難しいですよね。自分たちにとってあたりまえ過ぎて説明できないことが多くて。そういう意味で国内や海外で文化的背景の違う人(外国人など)と接触する経験がとても大切だと思います。



Aさん 私は学内の留学生と交流したり、留学したりして、そういう経験がたくさんできました。そこで自分の「あたりまえ」と他の人の「あたりまえ」が違うということに実感をもって気付けました。そういう交流って楽しいですけど、お互いに理解し合うって難しい時もありますね。



●印象に残っている授業は?  
Bさん 私は留学はしなかったけど、「コミュニケーションスキルⅠ・Ⅱ」でそういうことをたくさん勉強できたなぁ。海外とかに限らず、世代間とか地域間、ジェンダー間のコミュニケーションにも課題や実践があることを学びました。
Bさん そうそう。「文化的背景が異なる人」っていっても色々な人がいて、出身の国や地域、年齢や職業でも置かれている状況が違うし、勉強するまではそんなこと知らなかったよね。出身が日本でも色々な人がいるし。
Cさん 私も「ジャパノロジーⅠ・Ⅱ」が印象に残っているけど、他にも「多文化共生論」が面白かったです。ディスカッションがたくさんあって、毎回楽しい授業でした。



●将来の進路にどう役立つの?  
奥山先生 多文化間コミュニケーションコースでの学びの中で、卒業後の進路を考えるのに役立った、または役立ちそうということはありますか?
Dさん やっぱり、コミュニケーションを考える上で、自分のことと相手のことを知ることがとても大切だということに気付けたことが大きいです。そこから色々な具体例について学んだり、色々な人と交流したりすることで、自分や他者への理解が進んだと思います。
Cさん そうそう。コミュニケーション能力ってよく言うけど、それについてより専門的に理解できて、実践するための気持ちや能力が身に付いたと思う。どんな仕事をするにしてもすごく必要なことじゃないかな。
Aさん 私は、自分の知らない世界がたくさんあるってことを、理論的にそして体感的に学べたことが大きいと思っています。決めつけたりせずに、謙虚な姿勢で色々なものごとに対応できる考えかたや姿勢も、社会人としてとても大切だって感じています。
奥山先生 今日は、興味深い話を聞かせてくれてありがとうございました。これを読んでくれた高校生のみなさんが、日本文化学科に興味を持ってくれるといいですね。
A・B・C・Dさん 多文化間コミュニケーションコースでいっしょに学びましょう!