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日本文化学科のブログ

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【1年生向け「プレゼンセミナー」を開催しました!】

1年生、頑張ってます!
 2022年10月26日、1年次の必修科目「リテラシー入門Ⅱ」で、合同授業「プレゼンセミナー」を実施しました。講師は青井隼人先生(研究事務所ILOLi 代表)です。青井先生は言語の研究者であると同時に、若手研究者を対象とした教育系ワークショップの企画・運営、大学生を対象としたプレゼンテーション・文書表現のセミナーの開催などの活動をなされています。

 「リテラシー入門Ⅱ」は、情報収集力や分析力、思考力、プレゼンテーションスキルなどの「アカデミック・スキル」の習得を目的とする日本文化学科の基礎科目で、青井先生には、2019年度からプレゼンセミナーの開催をお願いしています。今回は、横浜にある先生の事務所と教室をオンラインで繋ぐ(ハイブリット型!)、という新たな形式で行いました!!



 セミナーでは「上手いプレゼンには何がある?」をテーマに、グループでのディスカッションを交えながら理解を深め、「プレゼン」において大切な3つのポイントを学ぶことができました。
 1〈メッセージは1つだけ〉。自分が1番伝えたいことは何か、それをどんなふうに伝えればよいかしっかり考える必要がある。
 2〈ターゲットを明確に〉。プレゼンを行う相手=ターゲットの興味や関心は何か、何を知っていて何を知らないかを調べる、あるいは想定する。
 3〈ゴールを設定する〉。プレゼンを聞いた相手にどうなってほしいのか(理解=知ってほしい・共感=わかってほしい・説得=行動してほしい)、プレゼンの目的を明確にする。



 さらに青井先生は、この3つのポイント以上に大切なこととして、「熱量」「練習量」「思いやり」を挙げていました。技術があっても熱意がなければ相手の心には響かない、また技術がなくても練習を重ねることで未熟さをカバーできる、思いやりがあれば自然と相手にとって見やすい・聞きやすいプレゼンになる。聞いていた学生のみなさんも、なるほどと頷いていました。初のハイブリッド開催でしたが、提出してもらったアンケート・シートから、参加した学生たちが大きな学びを得られたことが窺えました。一部紹介します。

「プレゼンする時の技術のことはたくさん習ってきましたが、プレゼンを聞いてもらう相手目線の考え方というのは、今回初めて学びました。」
「相手にどうなってほしいか、というゴールを設けてプレゼンを組み立てる考え方にとても刺激を受けました。」
「良い意味で「プレゼン」の概念が覆りました。ただ紙に書いたものを読むだけと思っていたけど、全くそんなことはありませんでした。」
「高校生の時にプレゼンをしたことがあるけど、今回学んだポイントなどは全然押さえられていなかったことがわかりました。今日の学びを活かして、自分で「成功した!」と思えるようなプレゼンをしてみたい。」







 また、「プレゼンだけではなく、今後の大学生活や就職活動の際にも役立ちそうな情報ばかりでした」という感想もありました。
大学の授業はもちろん、さまざまな場面で今回の学びを活かしてくれることが期待されます。