文字サイズ

日本文化学科のブログ

ブログ

【山口先生による「図書館の自由」をめぐるこの1年の出来事が『図書館年鑑』に掲載されました】

図書館司書課程通信
日本図書館協会の図書館の自由委員もとつめている、図書館司書資格課程担当の山口先生が1年に1回出版される『図書館年鑑』というデータブックに「図書館の自由」をめぐるこの1年の概況レポートを寄稿しました。

今年のレポートで取り上げているトピックは、御嵩町立図書館での寄贈本の扱いをめぐる問題、旧統一教会関連団体刊行物への批判、文部科学省からの拉致問題に関する図書充実要請、那覇市立図書館へのサイバー攻撃などの「図書館の自由」をめぐる具体的な出来事のほか、表現の自由・検閲をめぐる問題、出版社から回収を要請された図書をめぐる問題など、さまざまな分野にわたっています。



このレポートからも分かるように、「図書館の自由」をめぐっては全国各地で、もちろん沖縄の図書館でも日々新たな問題が起こっています。
「図書館の自由」は図書館の本質的なはたらきであり、館種を問わず、地域とを問わず、もちろん沖縄の図書館にとっても、図書館員のミッションとしても非常に大切なテーマなので、これから総合型選抜試験を受験して、図書館司書を目指す受験生の皆さんにもぜひ関心を持ってほしい分野です、と山口先生。

『図書館年鑑』の2023年版は、日本図書館協会より7月下旬に発売されています。
お近くの図書館に所蔵されていたらぜひご覧ください。