ハワイ大学の図書館で、沖縄関係資料の研究司書(ライブラリアン)を務めておられる照屋さんが、司書課程の非常勤教員を務めておられる原先生のコーディネートで沖縄国際大学図書館の見学に来られ、図書館長を務める日本文化学科の山口先生が館内をご案内しました。

地上４F、地下２Fの図書館の中を、ラーニングコモンズやAVホール、屋上庭園、研究個室、郷土資料室といった本学図書館の特徴的な施設をご案内しつつ、ハワイ大学の図書館との違いや共通する課題などの情報交換を行いました。
特に米軍ヘリ墜落事件資料室では長く立ち止まってくださり、当時の新聞報道や事件現場の写真パネルを見ながらいろいろなお話をさせていただきました。

図書館の見学の後は、研究支援部長であり、南島文化研究所の所員でもある西岡敏先生と、研究所で助手を務める金城先生から、研究所にある沖縄関係資料をご案内していただきました。
山口館長も実は南島文化研究所の資料室に入るのはじめてで、図書館にない明治時代の地元紙の複製本があったり、各地の市史や著名な先生方が残した調査資料など、沖縄学を研究する上で豊富な資料が多数あることを知ることができました。ハワイ大学の沖縄学資料のコレクションにもそろっていない資料が多数あるとのことで、書誌の公開やレファレンスの依頼などで活用したいというご要望もいただきました。



照屋さんとの交流を通して、こうした学内の研究機関と図書館が連携しながら、よりよい教育研究環境を整備することの大切さを改めて実感することができました。
ご来館くださり、ありがとうございました！