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日本文化学科のブログ

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【4年間をふりかえって その⑤】

そのほかもろもろ
【4年間をふりかえって その⑤】
卒業生に大学生活の4年間をふりかってもらう企画の第5弾です。今回は、琉球芸能文学研究会に所属する学生が記事を書いてくれました。



 2020年春、コロナ禍と共に大学生活がスタートしました。一人暮らしを始め、オンライン授業にも対応しなければならず、慣れない環境に多くの戸惑いや不安がありましたが、先生方や家族に助けて頂き、楽しく過ごすことができました。本当に感謝しています。
 日本文化学科では、日本文化はもちろん、琉球文化や多文化間コミュニケーションの分野も学べる環境が整っています。幼少期より歌三線を習い、琉球の文化や言語に興味・関心のあった私にとっては日本文化学科のカリキュラムは非常に魅力的で、受講した講義全てが楽しく有意義でした。3年次からは琉球文芸と文学を研究できる我部ゼミに所属し、宮古民謡の詞章に焦点を当てて調査・研究しました。卒業論文には幾度となく頭を悩まされましたが、ゼミ担任の我部先生をはじめとする多くの方々にアドバイスなどを頂きながら、楽しく調査・研究・執筆をすることができました。この論文執筆は、私のこれからの歌三線人生の糧になると確信しています。


 
 サークル活動も楽しく参加することができました。1年次後期の講義で田場先生に出会い、琉球芸能文学研究会(以下:琉芸文)に誘っていただきました。約3年間の所属期間には、自主公演である「双葉踊り」の企画・運営、出演や、様々な舞台を経験することができました。今年度(2023年度)は、沖縄国際大学校友会創立50周年記念イベント「芸能フェス・THE競演!」(宮古・八重山・宜野湾コンベンション)への出演や、東京の明治大学との文化交流、兵庫県多可町特別公演など、非常に有意義な活動をさせていただき、コロナ禍にできなかったことを思う存分させてもらったと感じています。そして、サークル活動において特に印象に残っている点は、今年度の集大成である「双葉踊り」です。琉芸文は今年度20周年を迎えたため、歴代顧問の先生方や1期生から24期生までの総勢約60名で創りあげる記念公演としての開催となりました。20年間の活動の中で多くのご支援をいただいた皆様への感謝の気持ちを込めて、出演者全員か心を揃えて舞台を努めることを目標に、約3ヶ月間稽古に励みました。当日、会場は超満員で大成功を収めることができました。本当に嬉しかったです。



 3年次から就活も初め、4年次が始まる頃には東京の企業様より内定をいただきました。あまり苦労は無かった大学生活。多くの学びと楽しい思い出を得ることができました。大学生活で体験したことを活かして、社会人も自分らしく楽しみたいと思います。最後に、支えてくれた家族、友達、先生方、職員の皆様、琉球芸能文学研究会のみんな、本当にありがとうございました。