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日本文化学科のブログ

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【日文系サークル紹介 その⑤文芸部】

日文系サークル
沖縄国際大学には日本文化学科の先生が顧問を務める、日文系サークルがたくさんあります。村上陽子先生が顧問をつとめる「文芸部」もその一つ。
現役部員さんが文芸部の活動の様子をレポートしてくれましたので、ご紹介します!



 「文芸部ってなんかアニメとかで出てくるよなー。」私が所属しているサークルについて、一番初めに抱いたのはこのような印象でした。もちろん、私の通っていた中学高校に文芸部がなかったことも関係しているのですが、それくらいなんとなくのイメージしかもっておらず、そして夢のようなサークルだと認識していたのです。無限にあると言っても過言ではない本やアニメ、映画などの作品から、特定の作品を自分が見て、読んで、感じて、それを他の誰かと共有する奇跡に似た行為ができるのは、まさに夢のよう……。また、自分の創作物が自己完結にとどまらず、それを見て、読んで、感じてくれる他の誰かが存在する、奇跡。これが文芸部という場所であり、最大の魅力です。



 私は読書好きが高じて日本文化学科に入学し、講義を通して新たな作品に出会い、それなりに充実した大学生活を送っていたのですが、一方でそのような日常に退屈も感じ始めていました。そして、その頃大学3年生であった私は、読むだけでなく書いてみたいと思ったのがきっかけで、文芸部に入部しました。



 基本的に文芸部の活動は、ほとんどが駄弁ることです。その中で自分の好きなものについてしゃべったり、強く薦めたり、相手に意見を求めたりと、部員それぞれの楽しみ方があります。そのため、文芸部に興味のある方は、気軽にサークル棟8-304へ訪問していただけると嬉しいです。また、文芸部らしい活動の一つに執筆があります。もちろん自由参加ではありますが、年に2回ほど文芸誌を作っており、その期間になるとジャンルを問わず意欲ある部員の創作物が提出され、一つの冊子にまとめられてゆきます。大きなイベントである大学祭では、「沖国大文学」という文芸誌を作るほか部員が展示を作ります。一人一人がアイデアを持ち寄って製作するので、学祭をやり終えたあとはものすごい達成感を味わうことができます。



 最後に、文芸部に入ってみると、日本文化学科の学生以外の多くの他学科の人たちがいて少し驚くと思います。少なくとも私はそうでした。色んな人と交流できる場所として文芸部はかなり実用的に働くと思います。文芸に興味があるみなさん、文芸を通じた人との交流を望んでいるみなさん、文芸部はいつでも待ってますよ。