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日本文化学科のブログ

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【西岡敏先生出演の沖国大ラジオ講座、後編が視聴できるようになりました!】

琉球文化コースの取り組み
沖縄国際大学で日々どのような研究や教育が行われているのかを発信していく番組「沖国大ラジオ講座~万国津梁を目指して~」が毎週水曜日に #ラジオ沖縄 で絶賛放送中です。(※「万国津梁」とは「世界の架け橋」を意味する言葉です)

西岡先生は2019年にもこの番組に登場されていますので、今回で5年ぶり2回目の登場となります。(写真は2019年のものです)
1月末に前編の放送回をこちらのブログでご紹介しましたが、後編の音源がなぜかずっとリンク切れになっていて、最近やっと修正されましたので(?)、満を持してこちらのブログでもご紹介します。

テーマは前編に続いて「『しまくとぅば』のスキルアップを目指そう―『語学』としての琉球語学習」。
前編では「話すこと」に注目して、琉球語の継承の課題が中心のお話でしたが、後編のテーマは「書くこと」。

西岡先生のお話しでは、例えば、沖縄の言葉では、「わたし」と「ぶた」は、「ウヮー」「ワー」と、同じような音の言葉になることがありますが、これをどう区別して表記するのか、どう書き分けるのか、という問題があるそうです。



2022年に、しまくとうくばの仮名文字表記法について、沖縄県が指針を出していますが、この指針はまだ「かな表記」に限定されています。共通語、日本語のように漢字を交えてどのように表現するか、実用性はどのように高めていくのか、縦書き表記に対応できているのか、といった課題がまだまだあるそうです。

小橋川さんも沖縄の言葉には在学時代から関心があったとのことで、西岡先生とのトークもとても盛り上がりました。
番組の中では西岡先生が編集したテキスト『しまくとぅば読本』(沖縄県の小中学校で配布されているそうです)の沖縄語に収録されている音源の紹介もありました。
このテキストはインターネットでもダウンロードできるそうなので、後日、こちらのサイトでもご紹介したいと思います。

琉球語の継承についての課題や、大学の授業やゼミ、研究室での取り組みについて、充実した後編の放送内容は以下のリンクからいつでも視聴可能です。
https://radiko.jp/podcast/episodes/948bcab6-9098-4490-8720-21e63442edfb

沖縄の言葉に関心がある方はぜひご視聴ください!