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日本文化学科のブログ

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【中頭地区中学校ビブリオバトル大会の審査員として図書館学担当の山口先生が参加しました!】

図書館司書課程通信
沖縄国際大学日本文学科の図書館情報学ゼミでは、司書課程での学びを地域に還元することを目的として、県内で開催される図書館関係のイベントのお手伝いにボランティアとして参加しています。

2024年10月2日に沖縄市立図書館まなびの部屋にて開催された「中頭地区中学校ビブリオバトル2024大会」には、日本文化学科で図書館情報学ゼミを担当している山口先生が審査員として、また図書館情報学ゼミの学生もお手伝いに参加し、各学校の代表者22名によるビブリオバトルを見させていただきました。



今回の大会で、中学生のみなさんが紹介してくれた本は、『か「」く「」し「」ご「」と「』『ぎんなみ商店街の事件簿BROTHER編・ぎんなみ商店街の事件簿SISTER編(2冊)』『52 ヘルツのクジラたち 』『54字の百物語』『優しい死神は、君のための嘘をつく』『 アドリブ 』『キャンドルアマリとナイトブラザーズ』『瓶詰地獄(乙女の本棚)』『 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』『滅びの前のシャングリラ』『チョコレート工場の秘密』『好きです、死んでください』『心霊探偵八雲 Short Stories』『こはなへようこそ』『かがみの孤城』『今日もピアノ・ピアーノ』『ハケンアニメ! 』『親愛なるあなたへ』『硝子の塔の殺人 』『みえるとかみえないとか』『中学校カウンセラー室2巻』。

本屋大賞の受賞作、ライトノベルからミステリー小説、絵本、夢野久作の作品まで、幅広いジャンルの本を、思い思いの表現で紹介してくれました。会場を歩き回りながら本の紹介をしてくれる生徒さんもいたりして、あっという間に時間が過ぎました。
会場からもたくさんの質問があり、しっかり練習してきたプレゼンとはまた異なって、「アニメと原作とドラマ、どれが一番おすすめですか?」「なぜそのようなタイトルがついているのですか?」などの、思いがけない質問にも、ネタバレにならないように気をつけながら、自分の言葉でしっかり答えていたバトラーの皆さんの様子も印象的でした。

出場者が毎年どんどん増えていて、今回からは予選→決戦というスタイルになりました。
各予選会でチャンプ本に選ばれた4名による決戦があり、1冊のチャンプ本が決まった後、山口先生による講評もありました。



「中学生のみなさんは、これからの自分の将来について考える時期ですよね。ここにいるみなさは本が好きで、図書館もよく使っていると思いますが、私もそうですが、どうしても図書館に行ってもいつも行く棚が決まっていたり、読む作家さんが決まっていたり。ビブリオバトルには本の世界を広げる、という面があります。新しい本と出合って、そこから視野が広がって、将来やりたいこと、進みたい方向が見えてくるかもしれません。ビブリオバトルは本の面白さを伝えるゲームですが、バトラー同士、または、人前に立って話すのが苦手な人も含めて、自分が見ている世界を広げてくれる素敵な活動だと思います。これからも気軽にビブリオバトルを楽しんでくださいね」と山口先生。



終了後、会場のいろいろなところで本の感想を語り合う様子が見られたり、お手伝いに参加した学生と現場で活躍されている先輩たちとの交流も見られたりして、とても楽しい一日になりました。
参加してくれた中学生のみんさん、応援に来てくださった先生・司書の皆様、運営のスタッフの先生方、そして、素敵な会場を提供してくださった沖縄尻図書館の皆様、本当にありがとうございました。