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日本文化学科のブログ

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【国語教育学研究室の皆さんが国語科学習デザイン学会沖縄支部の研究発表大会の運営をお手伝いしました!】

国語科教職課程通信
少し前ですが、国語科教職課程の学生が多く所属する桃原千英子先生率いる、国語科教育学研究室の皆さんが、運営スタッフとして、昨年9月に開催された「国語科学習デザイン学会沖縄支部」の第1回研究発表大会に参加したレポートが届きましたのでご紹介します。

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私たち、国語科教育研究室(桃原ゼミ)は、2024年9月7日に沖縄国際大学で開催された「国語科学習デザイン学会沖縄支部」の第1回研究発表大会の運営の手伝いをしました。
6月に教育実習を終えた私を除いて、4年生は実習期間中であったため、残念ながら、ほとんど参加することができませんでしたが、3年生の皆や教員として活躍している先輩方と力を合わせて、運営に当たりました。



学会では、卒業生の先輩方も数多く発表されており、「島崎藤村「初恋」における読みの交流と課題研究」や「作品に込められた筆者の思いを読むための随筆の学習デザインの提案—向田邦子「字のない葉書」を題材として—」「中学校教育における文法指導の改善策」等、それぞれが特色のある発表をなされていました。3年生には、難しいものも多かったと思いますが、これまで授業で学んだ内容と重ね合わせて必死にメモを取っている姿が印象的でした。4年生の私も教育実習後に先生方の発表を聞いてみると、3年時に参加した学会と比べて、納得や共感ができる点が多かったことから、これまでの大学生活で自分自身の成長を感じることができました。







また、私たちの指導教員である桃原千英子先生も「「シンシュン」の大学生の読みの実態と描出表現」というテーマで発表されており、ここでは、昨年度に桃原先生の授業で私たち4年生が実際に行った活動を分析して、その実態を考察されていました。発表を聞く中で、私たちが活動する中で意識していなかった点に気付くことができ、改めて学びを得ることができました。



研究発表の後には、学会の代表理事であり、来年3月にご退職なさる松本修先生による講演会も行われました。私たちも授業の中で学習する「読みの交流」の第一人者である松本先生のこれまでの研究史を実際に伺うことができたことは、国語科教員を志す身として、これ以上ない貴重な経験となりました。
私自身、これまでに3回、学会に参加して感じたことは、学会の空気を肌で感じたり、参加されている先生方のお話を聞いたりするだけでも、素晴らしい経験になるということです。



今回の学会では、本大学が会場であったため、準備等も多く、忙しい中ではありましたが、その中でも、充実した実践的な学びを得ることができました。
このような貴重な機会を与えてくれた桃原先生への恩返しの意味も込めて、立派な教員となれるよう、これからも学び続けていきたいと思います。