【司書課程の2年生が取り組むプロジェクト「世界のおはなし会」がスタートしました!】
図書館司書課程通信
沖縄国際大学日本文学科には、県内唯一の図書館情報学ゼミが設置されており、司書職を目指して頑張っている学生たちが多数在籍しています。
2年生の後期から受講できる「図書館文化セミナー」という科目では、入学時から図書館の基礎科目を学んできた学生たちを対象とするアドバンスド科目(発展科目)として位置付けられており、図書館現場からの様々なオファーをうけて、学生たちが授業で学んだ知識・技能を地域社会に還元することをテーマとする実習を様々な形で取り入れています。
今年度の授業で学生たちが取り組む最初のプログラムは「図書館を通した国際交流・多文化共生」。
浦添市にあるJICA沖縄という国の機関に設置されている図書資料室のスタッフの皆さまにご指導をいただきながら、沖縄で生活する外国人とともに、その国の文化や言語を伝え、多文化共生を目指す「世界のおはなし会」に取り組むことになっています。
10月3日(金)、大学のバスを利用して、JICA沖縄図書資料室を訪問しました。
ご指導をお願いする図書資料室のスタッフの皆様から、図書室の資料をご紹介いただいた後、JICA沖縄の活動内容やこれまでの歴史、沖縄社会との関わりや図書資料室のミッション、そして「世界のおはなし会」を開催する上での注意点などのご説明をいただきました。

図書資料室ではこれまでにも、外国人研修生の方々とともに「世界のおはなし会」を開催してきているそうですが、クマが出てくる子ども向け絵本を使おうとしたら、アフリカにはクマがいないので、翻訳できる言語がなくて、「茶色い生き物」となってしまったり。そうした新しい驚きの連続が、国際交流の醍醐味であり、楽しさであることを学生たちにお話していただきました。
おはなし会では、読み手が緊張していると、子どもたちにも伝わってしまうので、本の力を信じることと自分自身が楽しむことが大切、という言葉もとても印象に残りました。お話し会の主役はなんといっても「本」です。フェスティバルにはたくさんの子どもたちがやってきて、初めての人前でのおはなし会で緊張するかもしれませんが、「本が何とかしてくれる」という気持での楽しんでください、というメッセージもいただきました。

ご説明のあとは、図書資料室内にある絵本コーナを見せていただき、世界のおはなし会に使えそうな本の選書を行いました。
スタッフの皆様にアドバイスをいただきながら、JICA図書資料室でお借りした資料はこちらです。
世界のおはなし会で人気が高いエリックカールの絵本や、色や動物など、簡単な日本語で物語が進む絵本、話者の方の出身国である韓国やペルーで有名な絵本の日本語訳版なども選んでみました。

次回の授業では、2つのグループに分けて、世界のおはなし会のプログラムづくりをスタートさせます。
学生たちのプロジェクトに引き続きご期待ください!
2年生の後期から受講できる「図書館文化セミナー」という科目では、入学時から図書館の基礎科目を学んできた学生たちを対象とするアドバンスド科目(発展科目)として位置付けられており、図書館現場からの様々なオファーをうけて、学生たちが授業で学んだ知識・技能を地域社会に還元することをテーマとする実習を様々な形で取り入れています。
今年度の授業で学生たちが取り組む最初のプログラムは「図書館を通した国際交流・多文化共生」。
浦添市にあるJICA沖縄という国の機関に設置されている図書資料室のスタッフの皆さまにご指導をいただきながら、沖縄で生活する外国人とともに、その国の文化や言語を伝え、多文化共生を目指す「世界のおはなし会」に取り組むことになっています。
10月3日(金)、大学のバスを利用して、JICA沖縄図書資料室を訪問しました。
ご指導をお願いする図書資料室のスタッフの皆様から、図書室の資料をご紹介いただいた後、JICA沖縄の活動内容やこれまでの歴史、沖縄社会との関わりや図書資料室のミッション、そして「世界のおはなし会」を開催する上での注意点などのご説明をいただきました。
図書資料室ではこれまでにも、外国人研修生の方々とともに「世界のおはなし会」を開催してきているそうですが、クマが出てくる子ども向け絵本を使おうとしたら、アフリカにはクマがいないので、翻訳できる言語がなくて、「茶色い生き物」となってしまったり。そうした新しい驚きの連続が、国際交流の醍醐味であり、楽しさであることを学生たちにお話していただきました。
おはなし会では、読み手が緊張していると、子どもたちにも伝わってしまうので、本の力を信じることと自分自身が楽しむことが大切、という言葉もとても印象に残りました。お話し会の主役はなんといっても「本」です。フェスティバルにはたくさんの子どもたちがやってきて、初めての人前でのおはなし会で緊張するかもしれませんが、「本が何とかしてくれる」という気持での楽しんでください、というメッセージもいただきました。
ご説明のあとは、図書資料室内にある絵本コーナを見せていただき、世界のおはなし会に使えそうな本の選書を行いました。
スタッフの皆様にアドバイスをいただきながら、JICA図書資料室でお借りした資料はこちらです。
世界のおはなし会で人気が高いエリックカールの絵本や、色や動物など、簡単な日本語で物語が進む絵本、話者の方の出身国である韓国やペルーで有名な絵本の日本語訳版なども選んでみました。
次回の授業では、2つのグループに分けて、世界のおはなし会のプログラムづくりをスタートさせます。
学生たちのプロジェクトに引き続きご期待ください!