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日本文化学科のブログ

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【図書館情報学ゼミのメンバーが沖縄県子ども本研究会全国大会のお手伝いに行ってきました!】

図書館司書課程通信
2025年10月11日、12日にかけて、那覇市にある自治会館で開催された「2025 沖縄県子どもの本研究会 全国大会」に、図書館情報学ゼミのメンバーも受付や会場準備などのお手伝いに行ってきました。

学生たちは受講料は無料にしていただき、初日と二日目の午前に開催された各分科会や、絵本作家の長谷川義史さんの楽しい絵本ライブや、代田知子子どもの本研会長の講演会にも参加させていただきました。

司書課程でのふだんの勉強では、なかなな「絵本」や「子どもの本」、児童文化だけに特化して学ぶ機会は多くありません。大会では、子ども向けのブックトークや、よい絵本の選び方、赤ちゃん向けのブックスタートの意義、手作り玩具の継承方法など、平和の大切さなど、多様な視点から子どもの本と文化について学ぶ機会があり、図書館員として必要なスキルや知識をさらに深めることができたようです。







2日目の講座では、沖縄国際大学で長く教鞭をとられた遠藤庄治先生が立ち上げた、NPO法人沖縄伝承話資料センターの皆さんによる、伝承玩具づくりの講座も開催されました。伝承話資料センターの皆さんの多くは遠藤先生の教え子で、日本文化学科の前身にあたる国文学科の卒業生です。講座では、マーニやクロツグなどの沖縄の植物を使ったおもちゃづくりをみんなで楽しく体験しましたが、「文化を伝承していくためには、身近な道具を使ってもよい。植物が身近なところで採れなくなったなら、ビーズやPPバンドなど、身近にある道具を使ってもいい、形にこだわらずに、文化が途絶えないように、時には柔軟に、身近なものを使ってひろげてほしい」という言葉が印象的でした。



会場には、子どもの本に関する 図書館でお仕事をされている方もたくさん参加されていて、司書課程で学んだ先輩にもたくさんお会いすることができ、学生たちへの励ましの言葉もかけていただきました。司書として働くことの大切さを改めて実感できた2日間にありました。参加させていただき、ありがとうございました。