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日本文化学科のブログ

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【8月13日は「沖縄国際大学平和の日」―図書館情報学を学ぶ日文3年生が意見文を発表しました】

図書館司書課程通信
8月13日、沖縄国際大学では、毎年恒例の「平和の日」の集まりが開催されました。
「平和の日」とは、2004年8月13日に本学構内で発生した米軍ヘリコプター墜落事故を風化させず、平和について考え、語り継ぐために、毎年8月13日に設けられています。
学生による意見発表も行われ、日本文化学科3年生で図書館情報学ゼミに所属する学生が、学生代表の一人として登壇しました。

発表のテーマは、「学習者の視点から、平和の継承を考える」。

基地の存在を「当たり前の日常」「所与の現実」として受け止めてきた自分自身の経験を出発点に、大学で沖縄戦や沖縄の歴史を学び、さらに図書館の「戦後80年」企画展示などを調べるなかで、沖縄の歴史や基地問題を「自分たちにつながる問題」として捉えるようになった過程を語りました。

そして、SNSや生成AIによって自分の見たい情報に囲まれやすい時代だからこそ、さまざまな資料を通して多様な情報に触れることのできる図書館の役割が重要だと指摘。「知る権利」を保障する図書館は、民主主義を支えるための「最後の砦」であるであるという考えを示しました。



基地の移設という大きな課題については、今年の春ごろから、平和学習との関わりにおいて、教育現場での政治的中立性のあり方についても議論が交わされています。政治的中立性への問いかけは、図書館にある資料やそれを使った展示活動にも広がっていく可能性もあります。中立とはなにか、両方の意見を足して2で割るようなことではなく、公正性にも配慮しながら、多様な考えを知る場としての図書館のはたらきについての言及もあり、図書館情報学を専攻する学生ならではの視点が垣間見られました。

そして、発表の最後には、図書館司書職を目指す学生として、これからも「知ること」「学ぶこと」を通して、多様な人との対話を続けながら、平和の継承と民主主義について考えていきたいという決意が語られました。

学内にいる学生たちはもちろんですが、教職員もその半数が定年退職などで入れ替わり、この事件・問題を知る人もすっかり少なくなったように思います。
当時のことをいまに伝える資料として、2005年に出版された『沖国大がアメリカに占領された日』という本があります。
編者は、日本文化学科で2021年3月まで現代文学・沖縄文学を担当された黒澤亜里子先生(名誉教授)。
平和学はもちろんですが、日本文化学科で学ぶ文学・芸能論という視点からもこの事件・問題を考えることができる一冊となっています。
この機会にぜひお近くの図書館などでご覧ください。



本日の集まりは、図書館情報学を学ぶ学生ならではの視点から、平和と「知ること」の意味を考える機会となりました。
暑い中、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。