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日本文化学科のブログ

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【ゼミナールの選考に向けて、日文2年生向けの文献検索ガイダンスが開催されました!】

研究室・ゼミナール紹介
日本文化学科では、1・2年生の間は、日本文化・琉球文化・多文化間コミュニケーション学の基礎をしっかりと学び、3年生以降にその中から1つを選んで、研究室に所属して、2年間かけて卒業研究を進めていく、というスケジュールになっています。
2年生のこの時期は、3年生から所属する研究室を決める大事な時期、ということで、2019年1月21日の「ゼミナール入門」の授業では、日本文化学科2年生向けの文献検索ガイダンスを、図書館の職員のみなさまにご協力していただき、AVホールと学習室の2箇所に分かれて、実施することとなりました。



2年生が各研究室に所属するためには、研究計画書をもとにした「選考」が行われます。希望する研究室に所属する上で、この研究計画書をしっかり作成することはとても大切です。そして、この研究計画書には、3年生からどんなテーマの下で、どんな仮説を立てて、どんな調査を行いたいのか、を書いていきますが、しっかりした研究を行うためには、図書館機能の活用が何よりも大事になってきます。

例えば、「沖縄の方言の継承」をテーマにしたい場合は、沖縄の方言の特徴や価値を「本」を使って調べるだけでなく、沖縄の方言と同じように、消滅の危機にある言語は他にないのか、国内にないとしても海外にはあるのではないか?、あるとしたらどのような継承活動が行われているのか、そもそも沖縄の方言はどの程度話されているのか、といった資料も必要になります。それらは、「本」ではなく、雑誌論文や雑誌記事、新聞記事などでしか調べられないことも多く、そうした場合に図書館の機能を活用する力が求められるのです。

本日のガイダンスでは、図書館サイトを入口として、国内で出版されている本の情報の集め方、雑誌記事・論文の集め方、新聞記事データベースの使い方はもちろん、ILLという文献の取り寄せ方法のレクチャーもしていただきました。

終了後に感想を聞いたところ、
「今まで授業ではなんとなく習っていたけど、図書館の検索機能をあまり活用できていなかった。今回、実際に検索の例を見て、検索の仕方がよりイメージできた。希望するゼミには絶対に進みたいので、今日習ったことをたくさん活用したい」
「司書課程を履修しているので、今日の内容は講義の復習にもなった。講義で習ったところの補足のような感じだったけど、講義では一般的な理論を習うだけなので、沖縄国際大学の図書館向けにアレンジしてもらったところが参考になった。研究計画書、いいものが仕上がるように頑張ります!」

日本文化学科のカリキュラムは、このように2年生から、社会人基礎力でもある、「調べる、整理する、そして、見極める」といった力をしっかりと身に着けることができるようになっています。

2年生のみなさん、今日のガイダンスを活かして、研究計画書の作成、しっかり頑張ってくださいね。