日本文化学科では、司書課程の学生が受講できるアドバンスド科目「図書館情報学特別演習Ⅱ」にて、図書館の現場の皆さんと協働しながらいろいろなことにチャレンジするプロジェクトを進めています。

今年度第2弾のプロジェクトでは、宜野湾市にある中央公民館の図書室のPR大作戦、ということで、利用者・市民を図書室に呼び込むためのサインパネルやステッカー作成などを行いました。

今回のプロジェクトには、「あおぞらいぶらりー」というタイトルを付けてみました。


最初に図書室を訪問した際、司書の崎原さんより、図書室が公民館施設の最上階にため、ホール利用者やサークル関係者にその存在が伝わりづらい、という課題があることを教えていただきました。学生たちは、こうした施設上の課題をプラスに転化して、利用者へアピールできる方法がないかを検討しました。その結果、
①３階の大きな窓から宜野湾市を一望できる景色が素晴らしいこと、
②3階まで上り下りしなければならないことはかえって健康的であること、
という、この公民館図書室ならではのオリジナリティがあることを発見しました。

また、崎原さんからは、平日の利用が少ないこと、子どもに「本を読みなさい」と図書室につれてくる保護者もおられるが、保護者自身が読書を楽しんでいないとなかなか子どもには伝わらないこと、などの問題を感じているというお話もありました。

こうした点も考慮して、平日に公民館を利用される方々(サークル関係者、主婦の方、お年を召した方)を主なターゲットとして、「素敵な景色に癒されながら、健康にもなれる」というPRを展開しつつ、図書室の存在を知ってもらい、読書の楽しさや日々の生活に役立つ機能を知っていただけるようなサインパネルやロゴステッカーを作成することにしました。

制作したパネルは次の6種類です。
①公民館入口のWELLCOMEボード
②２F吹き抜けの段ボールパネル
③「図書館まであと〇メートル」と書いた階段推奨パネル
④階段から上がったところのマスキングボード
⑤図書館入口のWELLCOMEボード
⑥近くの市役所に置いてもらうオリジナルロゴステッカー

まだ少し微調整が必要な部分もありますが、今回のリニューアルをきかっかけに、小さなかわいい、青空が見える素敵な図書室をぜひたくさんの市民の方に利用してほしいです。