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日本文化学科のブログ

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【図書館司書課程通信⑨ レファレンス問題を出し合うグループワークを行いました】

図書館司書課程通信
日本文化学科では沖縄県内で唯一、図書館情報学を専門で学べるゼミナールが設置されており、司書志望の学生がたくさん集まっています。
そんな日文生が多く受講する司書課程科目「情報サービス演習Ⅰ」では、ロールプレイ方式でレファレンスサービスを学ぶトレーニングを行っていますが、前期の授業もそろそろ終了、ということで、2018年7月12日、最終課題として、グループごとにレファレンス問題をつくり、それを出し合う、というワークを行いました。


各グループが作った問題は、
「大学生の頃に見た映画に出てきた絵画を探している。フランス映画で、画家の半生を描いたもの。いまバーを経営しているので、そのチラシに絵を使いたい」(バー経営者、40代後半)
「学校でホワイベリーという生き物の新聞をつくらないといけなくなったが、当日の授業で居眠りをしていて、ホワイベリーが何かわからない。先生には怖くて聞けないし、学校の図書館に相談したら先生に報告されるかもしれないので公共図書館に来てみた」(中学生)
「商店街活性化のために関東物産フェアを行うことになった。私のお店では狭山茶を販売することになったが、そのお茶をかき混ぜる道具をパネルで紹介したいけど、道具の名前が分からない」(お茶屋さん)
といった問題で、ビジネス支援サービスのあり方やプライバシー保護、著作権保護などの理解度も問う、より高度な問題を作って出し合っていました。

当日はできるだけリアルにレファレンスを再現することも課題に含まれていたため、40代後半のバー経営者や中学生のコスプレにもチャレンジしつつ、利用者の視点に立つことで、どのようなサービスが必要かを考える、良い機会になったようです。