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日本文化学科のブログ

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【図書館司書課程担当の山口先生が熊本県立図書館で研修講師を担当しました!】

先生も頑張ってます
春休みは大学の授業はお休みですが、その間、先生たちはどんなことをしているのでしょうか? 
長い休みを使って調査研究に県外や海外に行く先生もいれば、論文を書くために研究室にこもったり、学生と一緒にゼミ旅行に出かけたりと様々ですが、資格課程の先生たちは研修会の講師として招かれて、専門を生かした講演を行うこともあります。



2019年2月25日には、熊本県図書館連絡協議会が主催する研修会にお招きいただき、図書館学担当の山口先生が「こんなときどうする? 図書館の自由 最新事例を手がかりに・資料収集提供の自由を中心に」と題する講演を行いました。

「図書館の自由」とは、有川浩さんの小説『図書館戦争』の題材にもなっている理念ですが、図書館で実践するには様々な課題があります。今回の研修は、中級・上級者向け研修ということで、図書館の自由の基礎を、よくある疑問・誤解を手がかりに再確認しながら、
「図書館の自由って、利用者からリクエストされたものはなんでも集めろということでしょ? うちの図書館は予算が少ないから無理」
「図書館の自由って、公共図書館のものでしょ? 学校図書館は関係ないでしょ?」
「図書館の自由って、法律ではないんでしょ?(守らなくていいんでしょ?)」
といった誤解をもっている人々が周囲にいた場合にきちんと説明できるようになる、ということを目的にお話をさせていただきました。

熊本県での研修は2017年11月に学校図書館関係者向けに行ったことがあるということで、会場には以前も研修に来てくださった学校司書のみなさんが顔を出してくださったり(お土産をいただいたり)、沖縄国際大学の司書課程で学んだ卒業生と久しぶりに再会できたり、と、楽しい再会もありました。