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【日文卒業生、「木の上の軍隊」の平一紘監督によるトークショーが図書館で開催されました!】

イベント
2025年7月18日、沖縄国際大学図書館4Fホールにて、沖縄先行上映中、全国でも7月25日から公開がスタートする「木の上の軍隊」の監督を務める平一紘さんのトークショーが開催されました。

トークショーでは「木の上の軍隊」撮影秘話や主演の山田裕貴さんや堤真一とのエピソードはもちろん、学生時代の放送研究部の仲間たちとの交流や、卒業後、企業に勤めながら映画製作にチャレンジしつづけたこと、未完成映画予告編大賞での堤幸彦監督との出会い、前作「ミラクルシティコザ」ではじめて地元の沖縄市を舞台にした作品をつくって感じたこと、そして、今回の映画のキャンペーンで子どもたちと触れあう中で「平和」についての思いが深まったことなど、たくさんのお話を聞かせてくださいました。



平監督には、事前に学生たちから寄せられた質問にも答えてきただきました。
「卒論のテーマは何でしたか? やはり映像関係でしたか?」「鬼慶良間なにをしましたか? 演出担当でしたか?」といった日文ならではの質問も。

ちなみに、平監督の卒論のテーマは松本清張の「砂の器」で、松本清張自身が「原作を超えた」と絶賛するほどの映画が1974年に製作されていて、野村芳太郎監督によるこの作品はいまでも平監督の映画作りの原点になっているそうです。また、日文1年生が大学祭で上演する「民話劇・鬼慶良間」では、演出を担当した・・・わけではなく、大道具担当で「ソテツの葉っぱを揺らしていた」(笑)そうです。当時は、授業の課題として演劇に取り組むよりも、自分で好きな作品を作りたい、という気持ちもあったそうですが、卒業後いろいろな経験を積む中で、「社会に出ると組織の中で、決まった枠組みのなかで何かを成し遂げないといけない、鬼慶良間はまさにそういう場所だったなぁ、と当時を振り返って思います」というお話もありました。



トークショー終了も時間を割いてくださり、映画を見た後輩たちの感想や、映像作品に興味がある学生の話を聞いてくださいました。



「みなさんも夢をぜひ追いかけ続けてください。かなうかどうかはわからないけど、つづけた方が人生は楽しいです」と平監督。
全国公開直前のキャンペーンでお忙しい中、後輩たちのために素晴らしい時間をつくってくださり、本当にありがとうございました。

「木の上の軍隊」の公式サイトはこちら。https://happinet-phantom.com/kinouenoguntai/
沖縄では公開直後から大ヒットしていて、5週連続1位となっています。
ぜひ劇場でご覧ください。