【卒業研究のご紹介ー病院患者図書室で、入院患者とその家族の方へニーズ調査を実施しました!】
研究室・ゼミナール紹介
日本文化学科では4年生になると、大学生活の学業の総まとめとして「卒業論文」の執筆にとりかかります。10月~11月はそのための調査の真っ最中の時期で、図書館にこもって文献を調べる学生、学外の機関に出向いてアンケートやインタビューなどを行う学生、さらに観察や実験的な研究を行う学生もいます。
図書館情報学研究室に所属する仲田さんは、病院患者図書室への利用者のニーズを明らかにするため、那覇市にある赤十字病院のスタッフの皆さまにご指導・ご協力いただき、入院患者やそのご家族へ、病院図書室に対してどのようなニーズをもっているか、を調べるためのアンケート調査を実施しました。
赤十字病院には患者向けの図書室がきちんと整備されていますが、10月・11月システム作業中のためしばらく利用できなくなっていました。病棟へブックトラックを運んで出張図書室を実施するというお話を聞いて、仲田さんもボランティアで貸出等のお手伝いをさせていただきながら、アンケートの協力をお願いする、という形で調査を実施させていただくことになりました。
ボランティアとして約1ヶ月とすこしサービスに関わらせてもらいましたが、患者やその家族の立場から、娯楽のための資料はもちろん、医学書や子ども向け絵本、パンフレット、読書補助器具など、多様な資料が準備されていることに驚かされたり、貸出だけでなく、ちょっとしたレファレンス質問が寄せられたりして、司書の役割をより深く学ぶことができました。
また、アンケートを分析してみると、ふだんは図書館を使う習慣はないけど、病院患者図書室はぜひ使いたいという声が大きいこと、また、インフォームドコンセントの流れの中で、病気について知る権利を保障する資料として医学書を読みたいかどうかを尋ねたところ、患者自身は医学書よりも文芸書などの娯楽的な資料を求める傾向があるのに対して、患者の家族は医学書を読みたいと思っている、といった「違い」も分かり、テキストや専門書等で事前に学んでいたこととは異なることもたくさん発見することができました。
調査の実施にお力を貸していただいた赤十字図書館のスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。アンケートをしっかり分析して、良い卒業論文として現場にお返しできるように、卒業までの残り少ない期間ですが、これからもしっかり学びを深めていきたいと思います。
図書館情報学研究室に所属する仲田さんは、病院患者図書室への利用者のニーズを明らかにするため、那覇市にある赤十字病院のスタッフの皆さまにご指導・ご協力いただき、入院患者やそのご家族へ、病院図書室に対してどのようなニーズをもっているか、を調べるためのアンケート調査を実施しました。
赤十字病院には患者向けの図書室がきちんと整備されていますが、10月・11月システム作業中のためしばらく利用できなくなっていました。病棟へブックトラックを運んで出張図書室を実施するというお話を聞いて、仲田さんもボランティアで貸出等のお手伝いをさせていただきながら、アンケートの協力をお願いする、という形で調査を実施させていただくことになりました。
ボランティアとして約1ヶ月とすこしサービスに関わらせてもらいましたが、患者やその家族の立場から、娯楽のための資料はもちろん、医学書や子ども向け絵本、パンフレット、読書補助器具など、多様な資料が準備されていることに驚かされたり、貸出だけでなく、ちょっとしたレファレンス質問が寄せられたりして、司書の役割をより深く学ぶことができました。
また、アンケートを分析してみると、ふだんは図書館を使う習慣はないけど、病院患者図書室はぜひ使いたいという声が大きいこと、また、インフォームドコンセントの流れの中で、病気について知る権利を保障する資料として医学書を読みたいかどうかを尋ねたところ、患者自身は医学書よりも文芸書などの娯楽的な資料を求める傾向があるのに対して、患者の家族は医学書を読みたいと思っている、といった「違い」も分かり、テキストや専門書等で事前に学んでいたこととは異なることもたくさん発見することができました。
調査の実施にお力を貸していただいた赤十字図書館のスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。アンケートをしっかり分析して、良い卒業論文として現場にお返しできるように、卒業までの残り少ない期間ですが、これからもしっかり学びを深めていきたいと思います。