日本文化学科には、日本・沖縄の文化を海外との比較・対照を通して探る「多文化間コミュニケーションコース」が設置されています。コースに進む学生たちは学内外の様々な機会を通して海外文化に触れる取り組みを行っています。毎年夏休みに開催される「海外言語文化セミナー」もその1つ。
　今年の夏にカナダ・バンクーバーアイランド大学のプログラムに参加した2年生の仲村渠さんより体験レポートが届きましたのでご紹介します。
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　海外語学・文化セミナーを受けて、他の文化や習慣のある場所で短期間ですが生活することで、留学や海外での生活についてとても現実的に考えることが出来ました。また、国外や県外などの文化や習慣が違う地域の人たちと関わったことで、自分が思っているほど沖縄のことが知られていないことも分かりました。
　沖縄で生活していると、観光などの好印象が強く、有名な土地だと思っていましたが、実際にはあまり認知や理解をされていませんでした。そればかりでなく、差別的な見られ方もあることが分かり、改めて自分の地元である沖縄を見直してみようというきっかけにもなりました。

　また、日本人と他の国の人との常識やアプローチの違いを見ることが出来、授業で専門的に習ったことと結びつけて学習を更に深めていくことも出来ました。

　語学面においても、まだまだ自分の力が足りないことを実感し、更に語学学習に対する意識をあげることも出来ました。自分たちが普段習っている英語とは少し違っていて新しい英語を習得することも出来たし、英語を聞き取る能力をあげることも出来ました。

　その他にも、沖縄では経験できないことや沖縄では味わうことの出来ない寒さを味わったり、沖縄以外の人との関わりを持ったり、他の国の文化や習慣を聞くことが出来たりと、3週間でしたが、経験した全てがとても意義のあることだったと思います。