日本文化学科の専任教員の論文、研究ノートをおさめた『日本語日本文学研究』という雑誌の最新号が完成しました。
本号には以下の論文と研究ノートが掲載されています。



＜論文＞
葛綿正一先生「古事談と今昔著聞集Ⅰ　説話集の方法」
葛綿正一先生「古事談と今昔著聞集Ⅱ　説話集の方法」

＜研究ノート＞
田場裕規先生「瀬戸内の万葉ノート(2)」
山口真也先生「小中学校図書館における性的マイノリティ支援　性別情報の管理・利活用をめぐって」

山口先生の研究ノートでは、沖縄の小中学校図書館担当者(学校司書)を対象に実施たアンケート調査をもとに、最近話題になっている性的マイノリティ(LGBT)の子どもたちへの配慮が、図書館サービスの面でなされているか、具体的には貸出サービスを利用するための個人情報の収集・管理の際に、性別情報を扱っているか、貸出サービスの際に利用者カードを女性らしい色、男性らしい色に分けていないか、通名でのカード作成が可能かどうか、といった、公共図書館では広がりつつある性的マイノリティ支援の取り組みが、学校図書館ではどのくらい進んでいるか、ということを調査・分析したものになっています。

『日本語日本文学研究』第22巻第2号は県内の図書館、全国の大学図書館で閲覧できます。
山口先生の論文は、山口先生の個人ページでも閲覧できますのであわせてご覧ください。
「山口真也の研究活動」
https://www2.okiu.ac.jp/yamaguchi/yamaguchishinya.html