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日本文化学科のブログ

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【司書課程の4年生が病院患者図書館でのアウトリーチサービス体験に取り組んでいます!】

図書館司書課程通信
日本文化学科では4年生になるとこれまでの大学での学びを社会で役立てていくことをテーマとする「アドバンスド科目」を設置しています。司書課程の学生も3年生後半から4年生にかけて様々な取り組みをしていますが、今年度の4年生が1年間のアドバンスド科目の中で最後に取り組む課題として、病院患者図書館でのアウトリーチサービス体験が6月中旬からスタートしています。



病院患者図書館とは、患者図書室とも呼ばれる、入院患者や外来患者、そのご家族、病院スタッフを対象とする図書館のことで、患者が自らの病気や治療法について知る権利を保障するための資料提供や、またはリフレッシュする娯楽的な機能をもつ施設です。

この日は沖縄赤十字病院の患者図書室「健康への架け橋」の司書である久高さんに教室に来ていただき、病院図書室の機能や公共図書館との違い、学生と一緒に取り組んでみたいことなどのレクチャーをしていただき、それをふまえて、2つのグループごとに、患者図書館サービスを向上するための方法をグループディスカッション形式でプレゼンするワークを行いました。



学生たちからは、図書室のパンフレットを作って入院患者の説明の際に渡してもらう、「前向きになれる本」「笑いたいときに読みたい本」「あえて泣きたいときに読みたい本」等のテーマごとの棚・ブックリストを作る、夏休みに増える子どもたち向けの本を県立図書館の団体貸出制度を使って取り寄せる、患者の気持ちは患者にしかわからないところもあると思うので、患者通しで本を紹介し合う(この闘病記が役に立ったなど)交流ボードを作る、といった様々なアイディアが提案されました。



このプロジェクトは病院図書室と協働しながら、8月上旬まで続きます。どんな活動になるのか、ご期待ください!