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日本文化学科のブログ

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【日本文化学科1年生向けブックガイド『にちぶん羅針盤』、ただいま編集作業真っ最中です!】

そのほかもろもろ
日本文化学科では初年次教育の一環として、毎年夏休み前に、夏休みの読書の友として、『にちぶん羅針盤(こんぱす)』というタイトルのブックガイドを作成して、1年生全員に配布しています。



この取り組みは2012年度にスタートして今年で8年目になりますが、毎年、紹介する本のページも、掲載している「本」「読書」「大学生活」をテーマとする教員エッセイも少しずつリニューアルをしています。

今年は、田場裕規先生、西岡敏先生、山口真也先生のエッセイを差し替えて、本の紹介ページには、米澤穂信さんの『本と鍵の季節』を新たに追加したりしています。

以下は、図書館情報学担当の山口先生による『本と鍵の季節』の紹介文です。

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『本と鍵の季節』(2018 米澤 穂信 新潮社)
 高校の学校図書館が舞台となった連作短編小説のミステリー。高校2年生の男子生徒が図書館や本をめぐって引き起こされる不可解な事件の謎に迫ります。1編1編が独立したお話しになっていますが、随所に伏線がちりばめられていて、最後の最後のページで鳥肌が立つような、不思議な味わいになっています。
 「913」「ない本」など、読書好きにはタイトルだけ見ていてもわくわくしてきます。
「図書館概論」でも学ぶ「図書館の自由に関する宣言」がちょっとだけ出てくるお話しもあって、作者さんがきちんと自由宣言を勉強して書いておられる点もおススメポイントの1つです。読書を楽しみながら勉強もできる、司書課程で学んでいるみなさんにぜひ読んでほしい1冊です。
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ブックガイドはただいま校正作業真っ最中。
今年は7月12日に発行予定です。ご期待ください!