【沖縄文化協会公開研究発表会で、兼本敏先生が記念講演を担当しました】
琉球文化コースの取り組み
2019年6月29日、沖縄文化協会2019年度公開研究発表会にて、日本文化学科で中国語や比較文化論を担当されている兼本敏先生が、沖縄国際大学名誉教授である伊波和正先生とともに、ベッテルハイムの『琉英辞書』の日本語翻訳版の出版に至る経緯やこれからの課題をテーマとした記念講演に登壇されました。
『琉英辞書』は、1800年代半ば、沖縄に宣教師としてやってきたベッテルハイムの自筆稿本である、大英図書館蔵 English-Loochooan Dictionaryとその付録のChinese Derivativesを翻訳したものです。『日本語訳 英琉辞書』は武蔵野書院より、2017年5月に発行されましたが、その翻訳作業はかなり長期間にわって行われてきたそうです。
日本文化学科に在籍されていた、故・高橋俊三先生の声掛けで兼本先生、伊波先生らとともに翻訳作業がスタートしましたが、もともとの原稿がベッテルハイムによる筆記体の手書きのため、aかuか、など、文字の判読が難しく、翻訳にはかなり長い時間がかかったそうです。講演では、翻訳作業の過程で見えてきた疑問点が報告されるとともに、高橋俊三先生が生前おっしゃっていた「この辞書は言語研究にとってダイヤのようなもの」という言葉を紹介され、若い研究者への期待の言葉も伝えられました。
沖縄文化協会の公開研究発表会は本日も夕方まで開催されています。沖縄国際大学3号館302教室にて。資料代500円。17時10分からは田場裕規先生の研究発表もあります。ぜひご参加ください。
プログラムはこちらをご覧ください。
http://okinawabunka.c.ooco.jp/
『琉英辞書』は、1800年代半ば、沖縄に宣教師としてやってきたベッテルハイムの自筆稿本である、大英図書館蔵 English-Loochooan Dictionaryとその付録のChinese Derivativesを翻訳したものです。『日本語訳 英琉辞書』は武蔵野書院より、2017年5月に発行されましたが、その翻訳作業はかなり長期間にわって行われてきたそうです。
日本文化学科に在籍されていた、故・高橋俊三先生の声掛けで兼本先生、伊波先生らとともに翻訳作業がスタートしましたが、もともとの原稿がベッテルハイムによる筆記体の手書きのため、aかuか、など、文字の判読が難しく、翻訳にはかなり長い時間がかかったそうです。講演では、翻訳作業の過程で見えてきた疑問点が報告されるとともに、高橋俊三先生が生前おっしゃっていた「この辞書は言語研究にとってダイヤのようなもの」という言葉を紹介され、若い研究者への期待の言葉も伝えられました。
沖縄文化協会の公開研究発表会は本日も夕方まで開催されています。沖縄国際大学3号館302教室にて。資料代500円。17時10分からは田場裕規先生の研究発表もあります。ぜひご参加ください。
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