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日本文化学科のブログ

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【夏休み、大学生は何をしているの? 卒業研究のアンケート調査のお願いに行ってきました!】

図書館司書課程通信
大学生の夏休みといえば、高校までと違ってかなり長い!というのはご存知でしょうか? 沖縄国際大学の場合は8月上旬から9月下旬までだいたい2か月弱くらいのお休みの期間があります。
この期間、学生さんたちは将来の進路に必要な資格取得の勉強をしたり、海外に短期留学をしたり、旅行に行って見聞を広げたり、授業がある期間にはあまりできない短期アルバイトをしたり、とそれぞれ頑張っていますが、最終学年となる4年生は「卒業論文」の執筆のための文献調べなどの準備に入る学生も多いです。

図書館情報学研究室に所属している宮城さんもそんな4年生の1人。2019年7月26日には、小中学校の司書の皆さんが年に1度集まる大きな研究大会(沖縄県小中学校司書研究大会・北部大会)に参加し、ただいま取り組んでいる卒業研究のアンケート調査を実施しました。



宮城さんの卒業研究のテーマは「学校図書館においるライトノベルの収集・提供のあり方」。昨年は県立高校の司書の皆さんにアンケートを依頼し、興味深いデータを得ることができました。今回はその比較対象として、小中学校ではどのように考えらているかを知るために、司書研究大会の役員の皆さんに協力を依頼し、全大会の時間を少しいただいて協力の呼びかけをして、資料を配布し、アンケートを提出していただきました。

宮城さんが卒業研究のテーマとしてライトノベルを選んだ理由は、宮城さんが通っていた中学校にたくさんのライトノベルがあり、小学校まではあまり置いていなかったことや、大学に入ってから、ライトノベルの収集については公共図書館でも問題になることがある、ということを授業で知ったことがあったからです。そして、宮城さんがライトノベルに出会ったきっかけとなった中学校の前任の司書をされていたのが、実は日本文化学科の卒業生で、司書課程の非常勤教師もされている那覇市の司書の方だったりもして、ますますライトノベルと学校図書館の関係に関心を持つようになったそうです。



こんなふうに自分の好きなこと、興味のあることを専門領域とからめて自由にテーマ・題材にできるところが日本文化学科の卒論の面白いところです。

今回のアンケートでは、呼びかけに答えていただき、たくさんのご回答をいただきました。小中学校の司書の皆様、司書研の役員の皆様にはこの場を借りて深くお礼申し上げます。