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日本文化学科のブログ

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【図書館司書課程担当の山口先生のコラムが『労働の科学』の「図書館へ行こう!」特集号に掲載されました】

先生も頑張ってます
大原記念労働科学研究所が毎月発行している専門誌『労働の科学』。2019年7月号の特集は「図書館へ行こう! 図書館のちから」ということで、全国の図書館関係者や研究者が多く論考を掲載しています。
日本文化学科で図書館学の授業を担当している山口先生はその巻頭言に「言論の不自由時代の「図書館の自由」とそれを支えるもの」と題するコラムを寄稿しています。



SNSが発達して誰もが自由に発言できるようになっているはずなのに、タレントさんなどが政治的な発言をするとすぐに「偏っている」という批判を浴びてしまう光景をよく見かけます。そんな「炎上」が大きく報道されると、一般の人たちも自己のネット上の発言にブレーキをかけるようになって…そんな時代に図書館での政治的言論を扱った資料の収集と提供はどうあるべきか。
「多様な対立する意見のある問題については、それぞれの観点に立つ資料を幅広く収集する」と、「図書館の自由に関する宣言」の副文には書かれていますが、言論の不自由時代だからこその役割があるのではないか、そうした役割を支える上で現在の図書館の雇用のあり方はまっとうなものなのか、そんな問題提起の文章となっています。

その他の図書館関係の記事も充実していますので、お近くの図書館などでぜひご覧ください。