学校図書館問題研究会が毎月会員向けに発行している『学図研ニュース』。12月1日に発行されたNO.406 に、日本文化学科で図書館学の授業を担当している山口真也先生のエッセイが掲載されています。



今回のニュースの特集テーマは「貸出記録もプライバシーですよ！」。「図書館の自由」にも含まれる「利用者の秘密を守る」という原則は、学校図書館では教育的配慮との関わりで「難しい」と言われることもありますが、山口先生のエッセイ「貸出記録はなぜ守らないといけないのか？ーー子どものプライバシーをめぐるあれこれ」の中では、「子どもの読書にはプライバシーはない？」「プライバシーじゃなければ、貸出記録は守らなくてもよい？」「先生たちはもっと重大な秘密を知っている？」「悪いことを考えることは悪いこと？」といった問いかけを通して、学校図書館でも読書に関するプライバシーは守ってほしい、ということを呼びかけています。

会員向けの資料なので『学図研ニュース』を所蔵している県内図書館は少ないと思いますが、以下のサイトから購入することもできるそうです。興味のある方はぜひご覧ください。
http://gakutoken.net/works/news/