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日本文化学科のブログ

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【西岡敏先生が報告者を務めた「シマ研究会」の様子が大学サイトで紹介されています】

琉球文化コースの取り組み
12月に開催された南島文化研究所主催「第211回シマ研究会」。西岡敏先生が「組踊における人間関係と待遇表現」というテーマで発表者を務め、さくさんの方々に参加していただきました。その様子が大学サイトでも紹介されていますので、こちらでもご紹介します。





参加された方からは以下のような感想をいただきました。西岡先生の研究室に興味がある学生さんたちも多く参加したようです。

・「沖縄の言語」の授業をとっていたので、なんとなく理解できた。そもそも組踊の内容を知っているのが「執心鐘入」だけなので、これからたくさんの組踊をみて、この研究の題目及び自分の考えを持ちたいと思う。

・初めて聴講しましたが、組踊が書き言葉による唄えであることを知る事ができ、今後組踊を観る参考になりました。

・組踊作品の登場人物をインフォーマントとして、分析する技法に興味深いものがあった。鈴木氏による組踊のテキストを使うことの限界にかかわるコメントもおもしろかった。組踊研究の最前線に触れたような気がしました。

・言語学の視点から組踊を考える西岡先生のご報告を聞き大変勉強になりました。やはり敬語表現を音数律のなかでちりばめることの難しさもあったのと、敬語表現が物語の進行とともに変化することもあると思います。この報告を聞きまして組踊を多角的に考える重要性もわかりました。



今回の研究会は、コメンテーターとして鈴木耕太先生(沖縄県立芸術大学 附属研究所 講師)と、司会として日本文化学科の下地賀代子先生も(南島文化研究所 所員)も参加され、質疑応答の場面では西岡先生と議論を深めておられました。