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【国語科教職課程恒例行事、秋季模擬授業会が開催されました!】

国語科教職課程通信
少し前ですが、春合宿と並んで日本文化学科の教職課程恒例行事となっている秋季模擬授業会が昨年11月10日に開催されました。



西さんの『漢詩の世界』の授業では、書き下し文の作成を学習のゴールとするこれまでの授業方法を変え、「三編の漢詩についてグループごとに古人の心情を考えさせ、その中から一作品、作者になったつもりで、作成時の心情や一番伝えたい表現を自分の言葉で紹介する」活動が行われました。



紹介文にすることで、学習者は「春暁」「黄鶴楼にて・・・」「春望」の作風や作者の心情の違いに気づき、古人をより身近に感じる事ができたようです。



授業者の西さんは、「事前に用意していた作品紹介とは異なるものもあり、漢詩の表現やリズムから受ける印象の違いに刺激を受けました。作者になったつもりで紹介文を作成することで、作者と対話し漢詩を身近に感じる事ができたように思います。学習に対する意欲も活性化したように感じました。」と感想を述べていました。



全体模擬授業では、4年次の田場さんが教育実習で実践した『食感のオノマトペ』の授業を行いました。
検討会では、生徒からオノマトペを引き出す言葉かけの工夫や、想定外の解答が生徒から出たときの授業のまとめ方、オノマトペについて「自分の考えを持つ」とはどういうことか、について話し合いが白熱しました。