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日本文化学科のブログ

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【アドバンスド科目「図書館情報学特別演習Ⅱ」がスタート! 今年度もいろんなことにチャレンジします!】

図書館司書課程通信
日本文化学科では3年生から4年生にかけて、学科の専門科目や資格科目で得た専門知識を地域社会に還元していくための場として「アドバンスド科目」を設置しています。

山口真也先生が担当する「図書館情報学特別演習」もそんなアドバンスド科目の1つ。
3年生後期から「図書館情報学特別演習Ⅰ」がスタートして、昨年度は、大学近くの公民館図書室のリニューアル・キャラクターづくり、公共図書館でのビブリオバトルのプレゼンテーション、大学図書館での選書ツアー体験、そして、少年院でのブックトークのデモンストレーションなど、様々な活動を行ってきました。

4年生前期には、新しいメンバーも迎えて「図書館情報学特別演習Ⅱ」が2019年4月11日から開講されることになり、この日は、4月から8月までの授業で取り組みたいテーマと、各自がメインで取り組みたい活動を話し合う作業を行いました。

今年度のアドバンスド活動では以下の2つの取り組みを予定しています。

① 書店でのブックフェアの企画・運営(1~8回目): 
日本文化学科の卒業生が働いているジュンク堂那覇店とのコラボレーションによる「本好きの大学生がプロデュースしたブックフェア」の企画・運営。店内の売り場の一部をお借りして、ブックフェアを企画・運営する。再販売価格維持制度・委託販売制度など、図書館員として必要となる出版流通の知識を実体験を通して学ぶとともに、図書館関連企業として書店への就職を視野に入れているす学生には、司書課程で学んできた「資料を提供する」ことと「書籍を売る」ことの違いを学ぶ機会にもする。

② 病院入院患者へのアウトリーチサービス体験(9~16回目): 
沖縄赤十字病院に設置されている患者図書室では、入院患者とその家族向けの本の貸出サービスを行っているが、予算面、衛生面などでクリアしないといけない課題が多い。患者図書室の司書の久高千秋さんより、沖縄国際大学の司書課程の学生さんたちと協働して(アイディアを出し合って)、患者図書室のサービスを向上させたい、という要望を受けて実施するプログラム。例えば、患者の読書ニーズの調査(アンケート調査など)、少ない蔵書を補うための県立図書館団体貸出の手配(調整)、病棟への出張(巡回)貸出の検討、患者図書室のリニューアル、パンフレットやポスターによるPRなど、病院側の要望も取り入れながら、様々な課題を解決しつつ、アイディアを実現していくPBL型実習を行う。



1回目の授業では前半のブックフェアの企画・運営に向けて、次週予定敷いてる、ジュンク堂への訪問の際の質問事項の検討なども行いました。

今年度の授業は現在の4年生が沖縄国際大学の司書課程で学ぶ最後のプログラムとなります。前年度よりもさらに大がかりなプロジェクトに取り組むということで、1つ1つの活動を丁寧に、緊張感をもちながら頑張ります。
学生たちの取り組みは本ブログでも随時ご紹介していく予定です。学生たちの奮闘にご期待ください!

<参考>2018年度後期の取り組みをご紹介します!

●ジュンク堂書店那覇店での選書ツアー体験の様子


●沖縄市立図書館で開催されたビブリオバトルセミナーのお手伝い


●地元の公民館図書室をリニューアル




●浦添市立図書館でのビブリオバトル体験講座のお手伝い


●沖縄少年院の図書室の見学&ビブリオバトルのデモンストレーション