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日本文化学科のブログ

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【遠隔講義体験レポート その4 現代文学理論Ⅰ 編】 

おもしろ授業


日本文化学科で行われた遠隔講義について、体験レポートが届いています。

第4回は「現代文学理論Ⅰ」についてです。
日本文化学科の中心的な学問分野の一つが文学です。
「現代文学理論Ⅰ」は、文学作品を読み解くための理論を実践的に学んでいく科目です。
では、さっそく3年生の山田姫乃さんに「現代文学理論Ⅰ」の遠隔講義について報告してもらいましょう。


 現代文学理論Iでは、新たな読書の方法が学べます。
 シラバスにもある通り、当講義のねらいは「文学の読解に有用な理論を広く学び、適切に応用できる力を身につける」ことです。これまでの読書では、多くの人がストーリーを読む ことや感想を述べることに注視してきたと思います。当講義ではそういった読み方に加え、 新たに「テクスト論」「都市論」といった理論に基づいた読み解き方を学びます。
 講義の主な進め方は、初めに沖国大ポータル内サイトmoodleにて、講義日に音声ファイル・講義レジュメ・小テストの三つが配信されるので、音声ファイルを聴取しながら講義レ ジュメを読み、講義に取り組みます。そして最終段階として、レジュメの内容に関する小テストに取り組むといった形式で進行していきます。毎回の講義終了後には小テストに取り組む内容となっている為、一度の講義でどのくらい学びを深められたのかがすぐに可視化でき、遠隔講義でありながらも学びの遅延を発生させない講義内容となっています。
 またその他にも、一度の講義で小編を通読し感想を提出することも行うので、講義内で学んだ理論の実践も行えます。私は当講義を通して、感想を理論立てて言語化することを意識して取り組みました。レジュメから学んだ読み解き方を使用して指定されたテキストを読み、考察することで、物語に触れながら自身の思考と向き合うことができます。当講義を通して、新たな読書の視野を広げることができました。
 外出も難しい環境では、新たな物語に出会う方法が限られてくることと思います。書店に通って店頭の本を選ぶということは現在の環境では難しいですが、現代文学理論Iでは様々な作品を扱うので、新たな分野の物語に出会うこともできると思います。
物語を読むことが好きな方は楽しく取り組めると思うので、当講義で新たな視点を学び、 読み方の視野を広げてみてください。