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日本文化学科のブログ

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【キャンパスライフ日記⑨ 大学4年間を振り返って(1)】

そのほかもろもろ


日本文化学科に入学すると、どんなキャンパスライフが待っているのでしょうか。
現役の大学生から日本文化学科のキャンパスライフの魅力を語ってもらう【キャンパスライフ日記】。
今回は先日4年間の大学生活を修了し、卒業した学生から記事が届いています。
日本文化学科での4年間をどのように感じているのか、是非読んでみてください。


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こんにちは。2022年3月に総合文化学部日本文化学科を卒業した町田優美です。
今回は私が過ごした大学4年間についての振り返りとこれからについて書いていきたいと思います。
まず学校生活を振り返って一番に思い出すのは「日本語表現演習」の鬼慶良間です。日本文化学科の大きいイベントとして記憶に残っているのはもちろんですが、これを通して学科の友人を多く作れた事も印象的です。それまで話すことがなかった人と話し合いや作業をする中で仲良くなることが出来ました。この劇を通して沖縄の歴史に触れることができたのは貴重な体験だったと感じています。




「児童文化論」も印象に残っている授業の一つです。沖縄各地に伝わる民話をもとに文章やイラストなど全て自分達で作成し、動画と絵本を作りました。読み手を意識して表現、文章を考える作業や、動画に声を入れる作業など他の授業にはない新鮮さを感じることが多かったです。この他にも文学や文法、コミュニケーションなどさまざまな日本文化の授業を受け、充実した学習をすることができました。
 また大学生活では友達や知識など得ることができましたが、特に大学だから得れたと言えるのは周りの意見を柔軟に受け入れる姿勢です。大学では高校までの学習と違い、1つの事柄に対して間違いや正解など答えがまだ確定されていないものを取り扱っています。その中で自分の意見だけを押し通していては一面的なものにしかならず、すぐに行き詰ってしまう事がありました。しかしディスカッションなど他人の意見を取り入れる事で自分の知識や視野をさらに深めることができ、その分野をより理解できることに私は途中で気付きました。この姿勢は今後にも生かせるので、良いものを得たなと個人的には感じています。




 卒業後は県内のIT企業に進みます。日文とITが一体どう繋がるのか不思議に思う方もいるのではないでしょうか。私自身、学科の学びとは異なる分野に進むことに不安がありました。しかし、就職活動を進める中で、必ずしも今までの学びに直結する職業でなくても良いのではないかと感じ始めました。なぜなら日文で学んだ日本語はコミュニケーションツールとして使うためどの職業、職種にいっても学びを発揮できると思ってるからです。そのような考えの結果、自分が興味をひかれた未知のIT系に進むことを決めました。
 私たちの学生生活はコロナ禍によって従来のようには過ごせなかった時期もありました。もちろん行動を制限されることの不満もありました。しかし振り返ってみれば、そんな中だからこそ今できる事をきちんと考えて行動したり、過ごし方を工夫したりすることで自分なりの楽しい大学生活を送れたと思っています。これからは日文での学びを活かしながら新社会人として新たな場所で頑張りたいと思います。
4年間本当にありがとうございました。