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日本文化学科のブログ

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【図書館書評・映画評コンテストに日文生3名が入賞!】

イベント
沖縄国際大学図書館では、毎年、「書評・映画評賞」と題するコンテストを実施しています。
「読む・書く・表現する」トレーニングを1年生から重ねている日本文化学科では、授業とも連携しながら、このコンテストへのチャレンジを推奨しており、今年度も3名の学生が入賞を果たしています。

【優秀賞】日本文化学科 4年生 仲本さん
  書評:読書は必要か(ブレイディ みかこ著『 両手にトカレフ』)
【佳作】日本文化学科 1年生 玉城さん
  書評:『ZOOM』〜 多彩な視点・多彩な世界(イシュトバン・バンニャイ著『 ZOOM』)
【佳作】日本文化学科 1年生 我如古さん
  書評:『読んでいる自分』を見つめる( 秋田 喜代美著『 読む心・書く心』)

2022年12月23日、図書館1階会議室にてコンテストの表彰式が開催され、日文生も参加しました。
今年度は、19編(書評19編)の応募があり、図書委員会で厳正に審査した結果、最優秀賞1編、優秀賞3編、佳作10編の入賞が決定しています。



表彰式では、図書館長である日本文文化学科の山口先生より、各作品への講評が述べられる予定でしたが、体調不良によりお休みとなりましたので、後日届いた文章でのメッセージをこちらに掲載させていただきます。
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受賞したみなさま、本日はおめでとうございます。
みなさんが提出してくれた書評、映画評は、名前を伏せて審査をするので、作品を読ませていただきながら、この学生さんはどんな方なんだろう、と想像していました。ですので、今日はみなさんとお会いできるのを楽しみにしていたのですが、体調を壊していて、授賞式に参加できず、とても残念です。

まず今年度の応募作全体の印象ですが、例年になく、高い評価を得た作品が多かったなと思います。ルール上、最優秀は1作と決まっていましたが、優秀賞の3作品もとても評価が高くて、例年なら、どれが最優秀になってもおかしくなかったですし、佳作の皆さんにも優秀賞で通用する作品もたくさんありました。

本当は受賞されたお一人お一人にコメントをしたいのですが、時間の都合もあるので、お二人、特に印象に残った書評をご紹介します。

最優秀賞を受賞された道下さんの「 ジュディがおしえてくれたこと 」は、ウェブスターの『 あしながおじさん』を題材とした書評でしたが、ご自身体験や人生を交えて書いているところが、他の方の書評と異なって印象的でした。心からこの本が好きで、何度も読み返している様子が文章の隙間から伝わってきて、私も久しぶりに『あしながおじさん 』を読み直したくなりました。素敵な書評を書いてくれてありがとうございます。

もうお一方、優秀賞を受賞された仲本さんの、『 両手にトカレフ 』の書評「 読書は必要か」も、個人的にとても面白く読ませていただきました。「開く」という文学的なキーワードに着目して論じている点も鋭いなと思いましたし、読書の意義について、学生らしい視点でまとめてくれた点も、図書館長としてとてもうれしく思いました。最優秀賞以上の作品は、1年1回発行される図書館報に掲載される予定です。この書評が多くの学生に届くといいなと思っています。

最後に、皆さんへのメッセージです。
大人になってから学生時代を振り返って思うのですが、人生のなかで一番たくさん本を読めるのも、勉強できるのも、図書館を使えるのも、大学生の時だったように思います。今回の受賞をはげみに、これからもますます図書館を使って、素敵な大学生活を送ってください。
本日はおめでとうございます。
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受賞された皆様、おめでとうございます。
山口先生の講評にもあるように、これからも図書館をたくさん使って、来年のコンテストにもぜひチャレンジしてください!