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日本文化学科のブログ

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【国語科教職課程にて「春模擬」を開催しました!】

国語科教職課程通信
日本文化学科の教職課程では、年に2回、秋期と春期に教職履修生全員を対象とした模擬授業会「春模擬」が行われています。これは、教育実習で学校現場に出る直前の3年生が、中高の教科書から1教材を選択し、素材研究(教材研究)、指導案や板書計画、学習プリントの作成を行い、教職課程受講生全員の前で授業を行うものです。

2月22日1時間目に開催された「開講式」では、教職課程担当教員である田場裕規先生と桃原千英子先生から次のようなご挨拶がありました。

「OECDの調査によると、日本の教育環境は決して上位ではありません。大学に進学できた皆さんはあまり実感できないかもしれませんが、日本には十分に学べる人がいる一方で、学びたくても学べない人もたくさんいます。経済的な理由で大学進学をあきらめている人も、皆さんの身近なところにもいると思ってください。沖縄国際大学日本文化学科の教職課程では、教育実習に行くまでに2回の模擬授業を経験できる、全国でも珍しいプログラムになっています。こうした一つ一つの学びの機会を大切にして、それぞれが目的意識をもって本日の模擬授業会に取り組んでください」(田場先生からのメッセージ)



「授業を行う3年生は指導案に基づく授業をしっかり展開してください。そして、授業に参加する1、2年生、そして実習を終えた4年生は、中学生・高校生という生徒役としての視点まもちろんですが、教職を目指す者としての視点ももつようにしてください。コロナ前に開催していた春模擬・秋模擬では、模擬授業後の討論で激論が交わされていました。本日、この場で授業をする3年生は全員が一生懸命準備・練習に取り組みましたが、一生懸命やった授業を批判するのはよくない、とは考えないようにしてください。一生懸命やった授業には一生懸命コメントすることが大切です。自分がどんな先生になりたいか、どんな授業をしたいか、という視点をもって、模擬授業会に参加しましょう」(桃原先生からのメッセージ)



1年生から4年生までが一斉に集う模擬授業会は、コロナ禍ということもあって、2020年度、2021年度は開催ができませんでしたが、昨年の「秋模擬」から復活しています。こうした行事を通して、学年を超えたつながりをもつことができるのも日本文化学科の教職課程の魅力の一つです。
中高の国語の先生を目指すみなさん、そして次年度からは小学校の免許も取得できるようになりますので、教職に興味のあるみなさんはぜひ日本文化学科で共に学びあいましょう。