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日本文化学科のブログ

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【日文生の卒業論文をダイジェストした論考が図書館協会誌に掲載されました!】

図書館司書課程通信
日本文化学科には県内唯一の「図書館情報学研究室」が設置され、3年生から4年生にかけて、各自が図書館に関する様々な興味関心を題材として、アンケート調査やインタビュー調査などを行った上で、問題解決へ向けて提案を行う研究活動を進めています。

昨年度の卒業生である宮良さんも図書館情報学研究室のゼミ生の一人。
卒業研究して取り組んだ「コロナ禍での図書館サービスに関する一考察ー沖縄県内の公共図書館を対象としてーA Study of Library Services in the COVID-19 Pandemic : As a Case of the Public Libraries in Okinawa」では、県内の公共図書館にアンケートに協力をしていただいた、ということもあり、その成果を還元するため、沖縄県の図書館関係者で編集発行している『沖縄県図書館協会誌』の最新号に、卒論のダイジェスト版(指導教員の山口先生との共著)が掲載されることになりました。



卒業論文を書き終えて、宮良さんは次のように語ってくれました。

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 大学1年生の終わりから卒業まで、私たちの大学生活は「コロナ」に翻弄され続けました。大学に自由に通えない時期には、オンライン授業のための資料を探したいと思って近くの公共図書館に行ってみても、入館さえできないことも多々ありました。
 卒業研究では、沖縄県の公共図書館がコロナ禍で十分なサービスを行うことができたか、地域ごとに感染状況は異なるのに横並びで閉館したり、サービスを制限したりしなかったか、という問題意識の下でアンケート調査や観察調査を行いました。
 その結果、①海外や県外でみられた先進的なサービスはあまり行われていなかったこと、➁コロナ禍が進行する中で徐々に地域の感染状態を考慮した対応が進められるようになったこと、などが明らかとなりました。
 卒業後は県内企業(販売業)への就職が決まっています。卒業研究で学んだデータサイエンスの手法を、顧客ニーズの分析やエリアマーケティングに生かしていきたいと思っています。
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『沖縄県図書館協会誌』の掲載論文は、こちらのサイトで後日全文公開される予定です。
ぜひご覧ください!