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日本文化学科のブログ

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【日文系サークル紹介2023 その①芸能文化サークル ピリカウタリ】

日文系サークル
日本文化学科の学生が多く所属しているサークルを「日文系サークル」と呼んでいます。
今回はその「日文系サークル」の一つ、《芸能文化サークル ピリカウタリ》の紹介を学生からしてもらいます。
以下、学生からの紹介文です。是非、読んでみてください。




サークル紹介ということでブログを預かりました。まずはこの日文のブログの中からこの記事に興味を持っていただきありがとうございます。
 さて私の所属するこのピリカウタリというサークルなのですが実は去年結成したばかりの新米サークルなのです。ちなみにピリカウタリという名前の由来は、北海道の民族のアイヌの言葉で「良き仲間たち」という意味が込められています。
 それでは、私たちピリカウタリのこれまで行ってきた活動について具体的に紹介していきます。まずピリカウタリは、舞台制作を主な活動としているサークルです。そんな我々の舞台制作の中枢となっている要素に、沖縄をはじめとした各地の芸能をステージ化するという試みがあります。創作エイサー、創作舞踊、ダンス、バレエ、獅子舞をはじめとした創作民俗芸能など、幅広い舞台芸術の要素を取り入れたステージを展開し、大学という機関に身を置く団体としての伝統芸能の探求と新しい芸能の形のさらなる追求をテーマに活動しています。各ジャンルの経験者を先頭にワークショップを行い、経験者、未経験者問わず技術を磨き、さらなる表現の向上を測る機会を設けています。これらを経て、チーム全体の表現力を高めることを目標にしています。



 また芸能の面以外に、三つの視点からのアプローチを行っております。
 ひとつ目に、多文化共生を重視した取り組みです。留学生と交流をもち沖縄の行事に一緒に参加して沖縄の文化を体験する企画を行っております。共にサークルの企画を制作してもらったり、交流を深めながら文化や言葉を学ぶことはもちろん、一個人としてのコミュニケーションを深め、一人一人との出会いをかけがえのないものとして、友情と絆を深めていくことも大切にしています。お互いの文化や価値観を共有し、コミュニケーションを交わしていく中で、他国の文化・アイデンティティを尊重し合える関係性を築くことを目標としています。2022年度の「島人ぬ宝〜繋ぎ結ぶ僕らの宝〜」企画では、日本語、ウチナーグチだけではなく、沖縄国際大学の留学生に母国の言葉で島人ぬ宝(BEGIN)を歌ってもらうなど新しい取り組みにもチャレンジしました。
 ふたつ目に、子供たちとの関わりです。地域の小中高を中心として、我々が舞台制作を通して培ったエイサーや踊りの技術を教えたり、演技や表現力などのワークショップを目的とした交流を目標としています。自分自身の体を使って表現することで、探究心・向上心などのマインド面を高めるだけでなく、感受性・協調性・創造性などに気づき、伸ばすことで、自分のまだ見ぬ一面やキャラクターを発見することが出来ると我々は考えています。ひとりひとりの個性を一緒にみつけ、育てていく。その過程がやがて、自分に対する自信へと変わり、将来を切り開く力になると考えています。
 最後に、社会問題に目を向けた取り組みです。社会問題に携わっている学生と協力しながら不定期でビーチクリーン等の活動を行っています。そこでは、SDGsの講話を通して学びを深めたり、ビーチクリーンで集まったゴミの一部を使用して、舞台に使う道具等の制作完成を目指しています。これらの目標を達成する為に、イベント出演やSNS活動など積極的に行っておりますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。



 これらの活動以外にも、コミュニケーションを意識した時間も設けています。多方面に様々な活動をしているため、コミュニケーション能力を鍛えて、メンバー同士の意思疎通がスムーズにいくように心がけています。このように学生主体の舞台づくりを通してかけがえのない大学生活を送ろうというのがピリカウタリが目指すサークル像です。
 最後に、私はこのサークルが大好きです。このサークルに興味を持ち、ピリカウタリで共にサークル活動を楽しみたいと思ってくれる仲間を心待ちにしています。では、今度は舞台でお待ちしています。ここまで読んでくれてありがとうございました。ぐぶりーさびたん、またやーさい。