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日本文化学科のブログ

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【キャンパスライフ日記2023 その①国語の先生を目指す学生】

国語科教職課程通信
 日本文化学科には中高の国語の先生を目指して頑張っている学生がたくさんいます。
特色あるカリキュラムとして知られている日文国語科教職課程のレポートを、国語教育研究室に所属する4年生がまとめてくれましたのでご紹介します。



 私は、日本文化学科に所属しており中高国語教員の免許取得、司書教諭の免許取得に向けて仲間と学び合いながら充実した学校生活を送っています。一・二年次における教職課程では教育制度や生徒指導、国語科教育の基礎的なことを学習することができます。教職過程における講義ではこれまで聞いたことのない言葉や、制度、学校の仕組みについて学ぶことができ、教育現場に出た際に活かせる知識を得ることができました。三年次の教職課程からは、実践演習が始まります。授業を行うためには指導案が必要であり、指導案を作成するためには学習指導要領や教材に関連する本が必要となります。

 私たちの学年は、コロナによって教職課程の行事を1度も参加することができずにいた為、どのように指導案を作成するのか分からず、初めはとても戸惑いましたが、仲間と協力しあって作成に取り組みました。日本文化学科の教職課程では、秋模擬授業や春模擬授業という日本文化学科の教職履修者全員を対象とした行事があります。行事では、三年次が模擬者として授業を行います。

 私は、三年次の時に模擬者として授業を行うことになり、他の講義の課題と並行しながら、指導案作りと行事に備えて模擬授業の練習を二ヶ月程行いました。指導案作成では、毎日図書館を活用して1つの教材を教える為に20冊の文献を参考にしました。授業をする際に、生徒に質問されたら答えることができるようにすることは、シンプルなようでとても知識が必要となり、生徒に教えるということは自分はその何倍もの勉強をしなければならないと改めて気づきました。



 また、行事に備えての模擬授業では、休日にも関わらず仲間が集まってくれて、それぞれの授業を受け、質疑応答を行ったり、アドバイスしあったりと、夜の23時まで仲間と検討しあうこともありました。一人で取り組むのは、とても厳しいけれど、仲間がいることで、よりよい授業が構想できますし、模擬授業ができる環境があることで、場を重ね自信がつくと感じました。

 教職課程は、課題が多かったり、厳しい指導を頂くこともあったりします。きついと感じることもありますが、教員になりたいという強い意志がある仲間たちと切磋琢磨することで、乗り越えられますし、達成感を何度も感じることができるのが魅力だと思います。現在は、教員採用試験を控えており、授業が始まる前に仲間と勉強に取り組んでいます。一人で勉強するのも良いですが、仲間が頑張っているのを見ていると自分も頑張らなければならないと感じ、お互いを高め合いながら目標に向かうことができていて、楽しく勉強することができています。
 さらに、日本文化学科の教職課程は、学年を超えての繋がりもある為、授業について先輩に相談することで、アドバイスをもらえたり、文献を紹介してもらえたりと、自ら積極的に行動することができれば成長できる環境が整っていると言えます。



 また、ゼミでは桃原ゼミに所属しています。桃原ゼミは日本文化学科の教職ゼミで、教育関連の卒業論文を書く生徒が集まります。卒業論文と言われると、何を書けばいいのか戸惑いますが、ゼミでは三年次と四年次が一緒なので、先輩に書き方を聞くこともできます。桃原先生が卒論の個人面談の機会を設けてくださり、自分の進捗状況を踏まえて先生からアドバイスをもらうことができます。ゼミでは、教職課程を履修している人がほとんどなので、並行するのが難しいこともありますが、そこでも仲間と相談しあったり、一緒の時間に取り組んだりすることで、頑張ることができます。

 私は、四年次になり自分のこれまでの学校生活を客観的に振り返ると、日本文化学科にきて本当に充実していると感じます。常に何かやるべきことがあることはありがたいことですし、そのやるべきことを達成する為に仲間と頑張ることができているので、私はとても幸せな環境にいます。このブログを読んでくなさっている方にも、日本文化学科で送る大学生活を噛みしめてほしいので、ぜひ日本文化学科に来てください!