日本文化学科で日本文学・沖縄文学の授業とゼミを担当されている村上陽子先生の書評が『図書新聞』の3609号に掲載されています。

書評で取り上げているのは、沖縄の文学者・又吉栄喜氏の小説『夢幻王国』。
「沖縄戦夢幻小説集」という副題がつけられた本書について、「＜夢幻＞の世界を不滅の王国として到来させること、いびつな、達成されない願であろう。そうしたいびつな願いが生まれる背後に目を凝らしながら読みたい一冊である」と村上先生。

『図書新聞』は本学図書館１Fのブラウジングコーナーで読むことができます。

「＜夢幻＞の世界を求める、いびつな願い　生と死の間に横たわっている不明確で不分明な時空間を舞台とし、その上で死者と生者が出会う」
『図書新聞』3069号、2023年10月7日号



沖縄文学の研究に関心がある学生の皆さんもぜひ一読ください。